KANSAS「Rock Legends KANSAS In Concert」8月26日(金) 川崎クラブチッタ ライヴレポート

Kansas_live in summer 2011KANSAS
「Rock Legends KANSAS In Concert」
8月26日(金)
川崎クラブチッタ


≪メンバー≫
Phil Ehart(dr)
Billy Greer(b.vo)
David Ragsdale(vln.g)
Steve Walsh(kbd.vo)
Richard Williams(g)


という訳で、行って参りました。言わずと知れたアメリカン・プログレッシヴ・ハードの元祖にして代表格、カンサスの約10年振りとなる来日公演。当日の昼間、都内をゲリラ豪雨が襲い、目白のワールド・ディスク周辺も一時は洪水状態となるなど、「天気が荒れるKANSAS」のジンクス?(大雪だったときもありましたし)は今回も。とは言え、台風はズレれたので一安心でしたね。2日後に日比谷野音で行われるプログレ・フェス2011にも参加するとは言え、先に発表された一回限りの単独公演という事で。チッタさんのキャパを考えれば、当然のごとくソールド・アウトの大盛況。特に新作のスタジオ・アルバムが出たという訳でもなく、むしろ35周年記念だった09年のライヴ盤『There's Know Place Like Home』(オーケストラとの共演)の延長とも言える公演でしたが、まさにアニヴァーサリー・ベストにふさわしい、流石の風格とクオリティの演奏を展開してくれました。

メンバーの配置は、『There's Know Place Like Home』CDの裏ジャケット写真と同様に、向かって左右の中央寄りにスティーヴ・ウォルシュフィル・イハート、左右の端にリチャード・ウィリアムスビリー・グリアー、そして中央にデヴィッド・ラグスデール、という対照型。オープニングの"Magnum Opus"からのメドレーから、音のバランスの良さ、プレイの力強さに、「オオッ!」と引き込まれました。選曲的には、ほぼベストと言って良い(もちろん、演らなかったアノ曲、コノ曲もあるとはいえ)もので、改めて名曲!の"Song For America"は、前半のハイライトになっていたと思います。代表曲の一つ"On The Other Side"から、アコースティック・タイムの"Dust In The Wind"、息つく間もなくの"The Wall"からの『永遠の序曲』ナンバー三連発("Miracles Out Of Nowhere"も名曲!)は、とりわけ圧巻でしたね。ウォルシュのヴォーカルに関しては、流石に往年のツヤや伸びは失われ気味で、結構苦しそうな場面も目立ったものの。キーボードの横で、お立ち台的に歌ったり、時折キーボードを離れて前へ出てきて歌ったりと、流石にカリスマティックな存在感に溢れていました。ヴォーカルについては、どことなくジョン・ウェットン風の?グリアーがリードにコーラスにと大活躍で、しっかりとサポート。押しのパワーは若干ダウンしたものの、安定感抜群のイハートのドラムスと共に、ボトムを支えるベース・プレイの素晴らしさは、目からウロコでした。速弾きよりも、泣きのプレイで本領を発揮する、時にスティーヴィ・ハウ、時にアンディ・ラティマーな?ウィリアムスのギターは、徹底して味勝負。思ったよりも小柄な体(でもマッチョ。肩出しシャア・アズナブル風マント着用)からバリバリと繰り出されるヴァイオリン・フレーズは、やはりカンサスの要と言えるものでした(ギターを背中にしょってヴァイオリンを弾く姿も何回かあって、妙にユーモラスな印象も)。そんなメンバーの、時にユニゾンやソロ回しも込みでのアンサンブルは、私メの個人的な感想としては、「基本YESで、そこにプログレ要素としてKING CRIMSONとEL&Pが合体、更に大枠としてアメリカン・ハード・ロック」という感じでした。ズンドコした泥臭いノリや、産業ハード・ロックに乗ったところも含めて、アメリカならではの複合型シンフォニック・ロックの第一世代、という事を実感しました。

アンコールの"Fight Fire With Fire"から、間髪いれずのオーラス"Carry On My Wayward Son"まで、アッという間の90分。もう少し演って欲しかった気もしますが、平日の19:30スタートという事を考えれば仕方ない部分もあるかと。全体的には、まず文句無く楽しめる、非常に良いコンサートだったと思います。ラグスデールを除けば派手なアクションや動きも無く、あくまで楽曲重視の内容でしたが、オリジネイターにして現役、ということの有難さ、そして何より、名曲を持っているバンドの強さを存分に示してくれた一夜だったと思います。企画・招聘のクラブチッタさん、関係者・スタッフの皆さん、そしてお客さん(特にワールド・ディスクでチケットを買って下さった方 笑)、そしてもちろんバンドに、感謝致します。ありがとうございました!!!
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