ALAMAAILMAN VASARAT / VARTTINA 「Finland Fest 2011 -World Music Showcase-」 5月28日(土) 渋谷O-WEST ライヴレポート

ALAMAAILMAN VASARAT / VARTTINA
「Finland Fest 2011 -World Music Showcase-」
5月28日(土)
渋谷O-WEST



finlandfes2011.gifというわけで、行ってまいりました。例年行われている「FINLAND FEST」の一環として、超個性派エスノ・チェンバー?バンド アラマーイルマン・ヴァサラットと、元祖ラジカル・トラッド、あるいは「チャキチャキ・トラッド娘。」としてお馴染のヴァルティナという2組のカップリング・ライヴが、O-WESTで行われました。私メが観たのは、2日間のうちの初日。裏では、恵比寿でKORPIKLAANIなどが出演する、メタル版のフィンランド・フェス・イベントも開催される中、こちらは、ワールド・ミュージック編という形。それにしてもハミ出した感じのアラマーイルマン・ヴァサラットとヴァルティナ。フライヤーにもあった通り、「エキセントリック・フィンランド」の呼称がピッタリきますね。当日の会場はスタンディング(2階席も一部で販売されたようです)スシ詰め過ぎず、スカスカ過ぎず、程良い感じで 200~300人の客入り。客席には、トラッド系コンサートで良く見かけるピーター・バラカン氏の姿も。コンサート序盤は、節電の為か、場内が異常にムシ暑くてまいりましたが(後半からは改善されました)、ともあれ20分押しくらいでコンサートがスタートしました。

まず登場したのは、今回が実に11年振りの来日だというヴァルティナ。私メは、確か90年代中期にクアトロでのステージを観た記憶があるんですが、かわいいお子ちゃまノリから脱皮して久しく、今や風格すら感じさせる、ライヴ叩き上げの充実したパフォーマンスを展開してくれました。一段高くなったステージ後方に、向かって左からキーボード、ブズーキ、ドラム、コントラバスのオッサン(失礼)4人が立ち、フロントに女性シンガー3人が出る形。ジャズっぽいドラミングのスキンヘッド・ドラマーをはじめ、バックの演奏が、まずもってしっかりしているのが高ポイントでしたね。その上で、往年のような振付のシンクロ率は下がったものの、各々の個性がアップした3人娘が、ヘビをモチーフにした小道具から、客席からシャツを投げ入れてもらっての「洗濯女」(DIK DIKかよっ!)パフォーマンスなど、流石というか、観ているだけで楽しくなる動きを連発。楽曲的にも、初期の"Aitara"(でしたっけ?)など、早口アッパー系から、『Kokko』1曲目(だったはず)の、青春系入った(これがイイんですよ)メロディのミドル曲、そして荘重でダークなムードまで、バランスの良い十数曲をプレイ。一歩間違うとMAGMA…というか、ラジカル・トラッドというか、プログレというか。近年ちょっと退潮気味の北欧ラジカル系(HEDNINGARNA、GARMARNA…)のイイ所が今、ヴァルティナにある!という感じでした。いやー、凄く良かったですよ。予想外の?アンコールも含めて1時間強という短めのセットでしたが、ハッキリ言ってこれだけで元が取れるくらいの内容だったと思います。チャキチャキ娘は、確かに元気をくれました!

さて、10分ほどのインターバルを経て、いよいよメイン・アクトのアラマーイルマン・ヴァサラットが登場。4月にP-VINEから、日本編集のベスト盤が出ているとはいえ、前回の来日以降アルバムが出たわけでもなく、結論から言えば、おおむね「いつも通り」の内容でした。ステージ左右にチェロでザクザク、パンプ・オルガン風キーボード、フロントには巨大なチューバックスを吹くトトロ、もといスタクラと、ヘドバン・チューバ奏者の長身ヤルノが暴れる、という姿は健在(ドラマーはチェンジした模様)。グリーン・キャメルがどうの、といったテーマの?楽曲でのアラビックなムードなどは新機軸として映りましたが、楽曲の意外性も含めたパッケージとして、ひとつ完成している分、毎回見ている人には物足りなかったのではないか?という印象も。もちろん、初めて観る人には、見てくれも含めてインパクトが強いですし、音の面白さも十分伝わる内容だったと思うんですが。欲を言えば、大道ブラス+エスノ・パンク+チェンバー、という要素を更に打ち破るような新作なりが有れば…という。とは言え、プレイ自体の安定感はピカイチですし、スタンディングが功を奏して、客席も良く盛り上がっていたのは確かです。得難い個性のバンドですし、コチラ向きなのは間違いないバンドですから、大爆発は次回に期待しましょう(来日のスパンも早かったですし、今回はアンコール来日、という感じで)。しかし、スタンディングを活かして?前の方に行ってみると、フロントの二人は改めて迫力がありましたねー。こちらもアンコールを含めて1時間強のセットで、スタンディングの客席のことを考慮した?体に優しいコンサートとなりました。いや満足しました!

この日に関しては、個人的には、新鮮味という点で、ヴァルティナに軍配、という感じでした。ともあれ、毎度のことながら、自国の文化の紹介に熱心なフィンランドには頭が下がります。文化交流の名目で(笑)コチラ向きの面白いバンドを呼んでもらえれば、これほど有難いことは無いわけで。ということで、主催&企画のTHE MUSIC PLANTさん、及びフィンランド大使館、フィンランドセンター、そして(特にワールド・ディスクでチケットを買って頂いた)お客さん、そしてもちろん、出演バンドに感謝です。ありがとうございました!!
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