UK 来日追加公演 4月18日(月) 川崎クラブチッタ ライヴレポート

UK 来日追加公演
4月18日(月)
川崎クラブチッタ ライヴレポート


UK-reunion2011-3.jpgというわけで、こちらの日も行ってまいりました(16日のライヴレポートはコチラ)。レポートが遅くなってしまい大変恐縮ですが、UK来日公演の3日目(1日開きましたが)、18日月曜日の追加公演の模様を簡単に記させて頂きます。先にレポートさせて頂いた2日目(16日土曜)が素晴らしかっただけに、期待も大いに膨らんだ訳ですが、残念な「事件」が起こってしまいました。

「事件」とは他でもありません、「ウェットン声出ない事件」です。既に御存知の方も多いかと思いますが、2日目の公演の後、重度の風邪(?)をウェットンがひいてしまい。日曜日・月曜日の2日間は病院通いだったらしいのです。EURO-ROCK PRESS誌が予定していたインタビューも、「声が出ない」(あるいは、温存する?)ため、キャンセル。ジョブソンがライヴ中のMCで、キャンセルも考えた、と言うほどの状況で、あの2003年のジョン・ウェットン・バンド「クアトロ事件」(初日に全く声が出ず、注射を打って翌日は治った)の逆パターンでの再現となってしまいました。プロとしての自己管理うんぬんはさておいても、楽しみにしていたファンの為にも演る、という部分と、ベスト・コンディションで無いショウを観せなければならないと言う点でのジレンマは、当然バンド側にもあったのではないかと思います。ともあれ、ライヴはスタート。2日目とは(悪い意味で)別人のようなウェットンの声(まさにカゼ声、ガラガラで、音域も出ない)は流石にちょっと衝撃でした。私メは事前に話を聞いていたので覚悟していましたが、知らなかったお客さんは「エッ!?」となったのではないでしょうか。正直、頭の2曲(セット・リストは基本的には2日目と同様)ぐらいの段階では、こりゃ中止して返金したほうがイイんじゃないか…とすら思った程。いや、それはちょっと言い過ぎですが、キビしいなあ…という感じはありました(客席の反応は暖かかったのは、明記しておきます)。中盤に至るころには、出ないなりにヴォーカルを何とかしようとするウェットンの姿と、その分ベースプレイを頑張ることでのインスト・パートの充実ぶりにプロ根性が感じられて、普通のライヴとは別の意味での感動がわき上がって来たことも確かです。2日目のレポートでは触れそびれてしまいまった、コーラスの不在(実際、ヴォーカル・パートはウェットンのみ)が、この日は一層気になる場面も、結構ありました。ジョブソンが無理なら。下手でも良いからミンネマンなりマカチェクなりが合いの手コーラスだけでも入れれば、多少なりともサポートになったんじゃないかと思いますが…(昔は、ボジオがやっていましたよね?)。と言う事で、ヴォーカルは脳内補完しつつ、演奏自体のパワーは、2日目を上回っていたかもしれません。ジョブソンも少々疲れ気味?でしたし、逆にミンネマンは気を張って叩き過ぎ?な場面もあったものの、"The Only Thing She Needs"のド迫力は、圧巻でしたね。選曲的には、当然ながら、ウェットンの弾き語りソロ("The Book Of Saturday")はカット、本編の大団円の"Sahara Of Snow Part II"もカット。しかしその分、アンコールで"Rendezvous 6:02"を先にデュオで演って、その後"Night After Night""Nothing To Lose"を両方演る、という形でした。最終的には、改めて大きな満足感が得られる内容だったのは間違いないと思います。

ウェットンヴォーカル事件が起こってしまったゆえ、この日だけ観たお客さんは少々残念でしたが、ライヴは生もの、そういう事もあるさと。その分レアなものを観られた、という考え方もあるわけですし。それ以前に、ハンデを負いながらも、ベストを尽くすべく魂のこもったプレイを聴かせてくれたウェットン御大、及びバンドメンバー全員には、改めてリスペクトしたいと思います。様々な意味で、エポックだったUK来日公演は、大盛況のうちに終了しました。前回のレポートにも書きましたけど、今の、この状況下での来日に感謝したいですし、素晴らしいコンサートだったと思います。"Rendezvous 6:02"での、"イッツ・ファー・イズ・オクロック"で手を広げるウェットンの姿と共に(いや、そこだけじゃ無いですけど)。日本のプログレ・ファンに再び永く記憶されるであろう3日間(私メは2日間)となったのではないでしょうか。クラブチッタさん、スタッフの皆さん、そしてお客さん、もちろん、メンバー4人へ、再び"キミタチサイコダヨ!"の言葉を送りたいです。
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