Scheherazade(シェラザード) 9月11日(土) 恵比寿 Live Gate ライヴレポート

Scheherazade(シェラザード)
9月11日(土)
恵比寿 Live Gate


Scheherazade_.jpg遅ればせながら、実は行っておりました。9月22日には、まさに待望、約19年ぶりとなる新作2ndアルバム『All For One』をリリースする、レジェンダリーな関西プログレ・ハードの祖:シェラザード。レコ発ライヴとして、昨年9月12日の同所でのライヴ以来、ちょうど1年ぶりの東京公演となりました。既に御存知の方も多いと思われますが、この日は事前のリハーサルで体調を悪くしたTERUこと平山照継氏が残念ながら不参加。前週の大阪公演に続いて、平山氏抜きのフォーマットで演奏するという事態となりました(もちろん事前にその旨は告知されていた訳ですが…)。リーダー:大久保寿太郎氏のMCコメントによれば「中止も考えたけれど。CD売らなアカンしねぇ…」という訳で、やむなくギターパートは、新作のマルチ・テープから流して、バンドが合わせるという、実は結構大変そうな形での演奏となりました(当初、私メは全くギター抜きのアレンジで行くのかと思っていたのですが、頭から既にリフやソロが聴こえてきたので、どうなっているのかな?と思ったモンです)。そういう事情で、今回の演奏メンバーは

五十嵐"Angie"久勝(vo)
大久保寿太郎(b)
永川トシオ(kbd)
堀江睦男(dr)


の4人。TERU不在の為、ポッカリ空いたステージ上手に寿太郎さんが移動、いつもとは違った立ち位置で、非常事態のムードを吹き飛ばす、昨年以上に力の込もった演奏が繰り広げられました。本編の前~中盤は、2ndアルバムの、ほぼ全曲を曲順通りに近い形でプレイ。翌週には、ソロ・プロジェクトであるELASTIC TONEでのライヴも東京で行なう等、相変わらずアクティヴなAngieさんは、キメポーズの数々も交えて、年齢を感じさせない熱唱に次ぐ熱唱。ギターパートの音量が流石に小さめだったこともあってか、ブイブイとズ太くテクニカルな、時にクリス・スクワイア+ジョン・ウェットンばりな寿太郎さんのベースが、いつも以上に目立っていたのもポイントでした。シェラザードでは、GERARDよりもオルガン音を多用して、様式美ハード・ロック対応(「VOICES OF RAINBOW」では、ジョー・リン・ターナーと共演!)モードの永川さんも、MCも含めて(笑)存在感アップ。そして何より、ギターパートとのスピード調整が大変だったであろう、堀江さんのドラミングは拍手モノでしたね。大阪では、結構ズレたりしていたそうですが、この日はクリック音を聴いていたかの如く、ピッタリ。オルガンが唸り、メロトロン音まで繰り出され、クライマックスでNOVELA"地球"にリ・アレンジされたパートへと突入する、激ドラマティックな"悪魔が泳ぐ夢の国へ"は、この日のハイライトのひとつでした。STARLESSに比べると少々アッサリ目?の"明日の影"、そして平山氏の作曲にして、この日のテーマに相応しいアルバム・タイトル曲"All For One"へ。MCで、テルズシンフォニアの"Ever Forever"は、元々はシェラザード用の楽曲だった云々の話もありましたが、"All For One"はAngieさんのソロ『Intactness』('06)にも入っていましたし、今回のアルバムは、確かに「70年代の未録音曲、及びシェラザードの為に書かれた曲」を、まとめて録音した、という形。純粋な新曲というものでなくとも、何しろ19年前に「遅れてきたデビュー作」1枚を出しただけなんですから、名曲の数々を形に残してもらえるのは有難いことです。ライヴ演奏でも改めて、URIAH HEEP~RAINBOW系ハード・ロック色と、関西シンフォニック・テイスト(というか良い意味での歌謡プログレ)が共存した、ノヴェラともスターレスとも異なる、シェラザードならではの世界が味わえました。何というか≪やるせないヘヴィネス≫があるんですよね、彼らには。

そしてライヴも後半、昨年も披露した"燃ゆる光"に続く、1stからの懐かしい&レアな選曲"Once Upon A Time"。平山節溢れるこの曲も、ハイライトたりうる名演でした。その後は問答無用"涙の中へ"、そしてアンコールと続きます。"ローズ・セラヴィ"に続くノヴェラ・ナンバーとして、今回は(これまた珍しい)"永遠の輝き"(NOVELA『From The Mystic World』より)までサービス。大満足のうちに、約2時間のライヴは幕となりました(アンコールでは、陰陽座ばりに?メンバー全員シェラザードTシャツに着替えて、物販アピール!)平山さんの不在を全く感じさせない…と言ったら流石にウソになりますし、それだけ平山照継氏の存在は大きいのですが、それでも、昨年より少し減ったものの、予約キャンセルも少なかったという律義なお客さん達(女性率UP、男女ほぼ半々でした)も、満足されたのではないでしょうか?まずはバンドの見事な演奏に拍手!そして2ndアルバム発売にも拍手!さらには平山照継さんの全快と復帰が早期に実現することを祈りたいと思います。当日、会場では先行発売されていましたが、2ndアルバム『All For One』は、ワールド・ディスクでも取り扱いいたしますので、皆さん是非聴いてみてください!!

≪セットリスト≫

1:Prologue
2:鏡
3:Castrato
4:人形賛歌
5:悪魔が泳ぐ夢の国へ
6:明日の影
7:Rhapsody
8:All For One
9:Once Upon A Time
10:涙の中へ
11:伝説(いにしえ)の扉

【アンコール】
12:時の崖

【アンコール2】
13:永遠の輝き
14:誘惑の街へ
プロフィール

店長 中島俊也

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