RENAISSANCE「40th Anniversary Concert Tour」8月21日(土) 川崎クラブチッタ ライヴレポート

RENAISSANCE
「40th Anniversary Concert Tour」
8月21日(土) 川崎クラブチッタ


Renaissance_40thlive-.jpgというわけで、行ってまいりました。前日のスティーヴ・ハケット・バンド単独公演に続いて、クラブチッタで行なわれました、ルネッサンスの単独公演。オリジナル・ルネッサンスから数えて40周年ということで、アニー・ハズラムマイケル・ダンフォードを中心に復活し、昨年09年より北米ツアーをスタート、その流れで、01年以来、2度目となる来日公演が実現したわけです。長年のファンにとっては、有難くも得難い機会ゆえ、前売チケットは早々にソールド・アウト。まさにプレミアムなコンサートであり、満場のファンの期待に応える、見事な演奏を味わえる一夜となりました。まずは来日メンバーの確認を…と行きたいところですが、今回、ステージ上でまともなメンバー紹介が無かった為、消息筋からの情報を総合して(笑)、多分こんな感じのラインナップ…というころで記しておきます。もし間違いがあった場合は、お許し下さいませ。

Annie Haslam(lead vo)
Michael Dunford(ac-g.vo)
Rave Tesar(kbd)
Tom Brislin(kbd.vo)
John Arbo(b.vo)
Frank Pagano(dr.vo)


上記の通り、基本的には最新EP『The Mystic And The Muse』のレコーディングメンバーと同一なのですが、ベーシストがチェンジしており、Annie Haslam's Renaissance名義で出た『Blessing In Disguise』('94)に参加していた人物がコンバートしていたようです。レイヴ・テーザーは、01年来日時のメンバー、トム・ブリスリンは、YESのシンフォニック・ライヴ(オーケストラとの共演)でのサポートや、CAMELのフェアウェル・ツアーへの参加で注目を集めた実力派。ステージ上では、左右両脇にキーボード(向かって左がテーザー、右がブリスリン)がセッティングされ、フロントは意外なことに(?)ド真ん中にダンフォード、その左がアニー、右にジョン・アルボという形の立ち位置になっていました。

約10分押しで、場内暗転。"Prologue"から演奏がスタート。テーザーが主にピアノ音担当、ブリスリンはオーケストレーション&パーカッション音担当、と、ハッキリ役割分担されたツインキーボードは、鮮やかに機能。そして何より、出だしのスキャットから驚かされたのが、アニーの絶好調ぶり!ハッピー・ソングとしてアニーもお気に入りの"Carpet Of The Sun"の時点で、私メも含めた客席に笑顔が溢れていました。"Midas Man"もそうですが、ダンフォードがひたすらアコ・ギで、エレクトリック・ギター無しの編成ゆえ、クラシカル・ロックというより、根っこはフォーキーなバンドなんだよなあ、と再認識した次第です。そして前回の来日時にはプレイされなかった名曲"Running Hard"。テーザーによるピアノ・イントロダクションから、タイトな疾走アンサンブルへと展開。グラサン姿で、時折指揮の手振りを見せるテーザー(見てくれは、ちょっと昔のヴォルカー・クリーゲル風…って分かりづらい例えでスミマセン)の存在感は、ジョン・タウトの代わり以上に大きくなっていました。Renaissance Turn Of The Cardsそこから、コレは渋い!というかマニアックな選曲"Black Flame" "Things I Don't Understand"の2曲がプレイ。ある意味、この日は『Turn Of The Cards(運命のカード)』押しだったということでしょうか?まあ、考えてみれば、『Tuscany(トスカーナ)』は、どちらかと言えば80年代~90年代の延長感が強くて、01年時の来日時も、後期ナンバーやアニーのソロ曲を交えていましたけど、今回は、アニヴァーサリー/再現ノリで、ということゆえなのかもしれませんね。その辺りは、新曲主体だったハケットとは対照的ですが、コレはコレで、ルネッサンスの場合はアリでしょう(『Scheherazade And The Other Stories(シェラザード夜話)』のタイトル組曲とか演るとなると、そういうツアーが組めそうな感じですし…)。そしてコンサートは早くも佳境に、やはりこの曲は外せない、名曲中の名曲"Ocean Gypsy"は真に涙モノでしたね。RENAISSANCE the mystic and the muse new jacketそして実はハイライトとなったのが、ベル・アンティークより国内発売されました新作EP『The Mystic And The Muse』タイトル曲の演奏。楽曲自体が、まさにミステリアスなフレイヴァーを交えつつ、往年のルネッサンス・サウンドをそのまま再現したような秀曲な上、ライヴならではのパワーも相まって、素晴らしい出来でした。「今日会場で売ってます」的なアニーのMCの効果もあって?買いに走った方も多かったんじゃないでしょうか。〆には"Mother Russia"で本編終了、アッという間でした。アンコールには、これまた待ってました!の"Ashes Are Burning"!先週来日していたWISHBONE ASHのアンディ・パウエルの参加は流石にありませんでしたが(笑)、お約束のソロ回しも込みで、スタンディング状態の客席も、大盛り上がり。ベースソロは少々弱かったですが、遠目には故.ヒュー・ホッパーのように見えるアルボも奮闘、テクニック的には観せ場の無かったブリスリンが、ここぞとばかりにリック・ウェイクマンばりのモーグ系速弾を一瞬出していたのも印象的でしたね。ラストの、アニーによる"ばぁーにんーざ…(タメ)…ウェエエエ~イ♪"に至っては、もうただただ拍手するのみでした。全て終了して、インターバル無しで、実質1時間30分が経過していました。前日のハケットもそうでしたが、ちょっと物足りない、でも程良く満腹な絶妙のセットだったと思います。いやはや、やっぱり凄く良かったですよ。

全体としては、改めてアニーの好調ぶりが際立った一夜でした。ちょっと線が太くなりつつ、伸びとツヤを失っていない歌声が、全て持っていったといっても過言ではありません。ハッキリ言って、前回の01年来日時よりも声が出ていましたし、看板ヴォーカリストたりに相応しい見事なものでした。最大4名(テーザー以外の全員)になるコーラス・ワーク、ブリスリンの鮮やかなパーカッション音の表現も冴えていましたが、とにかくバンド全体がアニーの歌を支える、という感触。アニヴァーサリー・ライヴに見合った、「これぞルネッサンス!」という音世界が存分に味わえた素晴らしいコンサートだったと思います。こうなると、翌日の日比谷野外音楽堂でのフェスも俄然期待感が募るわけですが、そちらのレポートは改めて後日。前日のハケット同様、来日を実現させたクラブチッタさんはじめ、スタッフ/関係者の皆様に、そしてもちろんバンドに、大感謝です!!


≪セットリスト≫

1:Prologue
2:Carpet Of The Sun
3:Midas Man
4:Running Hard
5:Black Flame
6:Things I Don't Understand
7:Ocean Gypsy
8:The Mystic And The Muse
9:Mother Russia

【アンコール】
10:Ashes Are Burning
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