NUOVO IMMIGRATO & Mt.デリシャス 4月10日(土) 沼袋サンクチュアリ ライヴレポート

NUOVO IMMIGRATO & Mt.デリシャス
4月10日(土)
沼袋サンクチュアリ


NuovoImmigratoandMtDelicious_LIVE.jpgと言うわけで、行ってまいりました。御存知、五十嵐"Angie"久勝(vo)と、難波弘之(kbd)の大御所コンビが率いるポップ・プログレッシヴ何でもありの歌物バンド:ヌーヴォ・イミグラートのライヴ。前回と同じ場所でのライヴ(EURO-ROCK PRESS Vol.43での奥村裕司氏レポート参照)から、わずか半年という、ヌーヴォでは考えられない(笑)ハイペースぶりで、音頭を取っているアンジーさんのヤル気というか、充実ぶりが感じられます。今回の名古屋/大阪公演(先週末)に続く3都市ツアーは、あの、木暮"Shake"武彦(g/ex RED WARRIORS)が率いるバンド「Mt.デリシャス」との対バン・ツアーで、楽しいツアーのムードそのままに、両バンドともたっぷりと骨太な演奏を展開してくれました。

まず登場は、シャケさん率いるMt.デリシャス。この日は、準メンバーだというキーボーディストが北海道から駆け付けて、さらに女性シンガーのラヴリーレイナ(vo/per)、柏原克己(dr)、ヒカル(b)、という編成、私メは、正直全く知らなかったバンド(スミマセン)で、REDSのイメージというか、王道ロックンロール系を想像していたんですが、これが良い意味で逸脱したサウンドでビックリ!いや、ロックンロール~グルーヴ系基調なのは確かなんですが、むしろサイケ/レオロ/ジャム系というか。フロントのラヴリーレイナ嬢は、歌というよりもヴォイス・パフォーマンスっぽくエスノ風の発声も込みで、ミニスカのゴーゴーガール的衣装や、シャーマニックなパーカッションパフォーマンスで、何だかジャーマン~GONG系をイメージさせました。曲も長いインスト主体のものが多く、スペイシー&トリッピーなシンセ&オルガン・サウンドのキーボードも交えて、曲によっては、HAWKWINDやスティーヴ・ヒレッジかという世界に。とりわけ、ゆったりとしたPINK FLOYDというより四人囃子を思わせるナンバーは秀逸でした。そして主役のシャケさんがまた格好良くて、遠目にはジミー・ペイジの全盛期を思わせるシルエット?ワウやスライドも用いた、あくまでオーセンティックなブリティッシュ・ロック・テイストの中にも、自在の緩急とエモーション溢れるギター・プレイは流石の一語でしたね(自身によるヴォーカルもなかなかでした)。長尺曲も多いため、わずか8曲で90分、レトロなのが逆にモダンというか、今やヴェテランのカリスマ・ギタリストが、現在演りたいことを思いっきり出していて、非常に楽しめました。この日、立ち見も多い盛況ぶりを見せていた客席で目立った、普段見掛けない客層のお姉様方のみならず、ヌーヴォ目当てだった人も興味深く味わえる力演だったと思います。後で難波さんのMCで思い出したのですが、10年位前の再編RED WARRIORSのツアーに、難波さんが参加していたんですよね。その縁で今回の対バンとなったのでしょうが、音的にも、なんだか納得の内容でした。Mt.デリシャスは、今回のツアーが3rdアルバム『乱反射』のレコ発でもあったので、ご興味のある向きはCDをチェックしてみてください(ワールド・ディスクには入っていませんが…)。

さて、セットチェンジで約30分のインターバルを挟んで、PM 8:40頃に、いよいよヌーヴォがスタート。五十嵐、難波の両御大に、高橋竜(b.vo)と下田武男(dr)の元WHITE FANG盟友コンビ、そして新加入後、すっかり馴染んだ日下部"Burny"正則(g/ex SNIPER)というメンツは不動。ドカンとパワフルにスタートして、サンクチュアリさんならではの音のデカさも相まって引き込まれた…ら、いきなりシンセの電源が落ちてしまい、ストップするというハプニングが。難波さんもニガ笑いの中、とりあえず巻き戻して(笑)もう一回曲頭から(アンジーさんの「いくぞっ!」という掛け声が良かったですね)その後は大きなトラブルもなく、好調キープのアンジー'sヴォイスをフロントに、おおむね前回と同様のセットにて、ロック・バンドとしての充実ぶりを示してくれました。あの大槻ケンヂの曲のカヴァー"Sweets"では、「顔で弾く」(By 奥村さん)バーニーさんの泣きのギターソロが炸裂。続いての『切ない系』(アンジーさんMC)のアルバム未収録曲"Duet"は、NOVELAのバラード風の前半と、難波さんならではの、PFM("Celebration"?)風になる後半の対比が秀逸。前日の、バックス・バニーの面々とのライヴ話をネタにした難波さんのMCを挟んで、ちょっと久々の"Natural Heart"は、ハードな中間部と、キーボード&ギターソロの掛け合いがスリリングで、プログレなヌーヴォを味わえました。その後、客席も手を振る『ラー~ラーラ~~♪』パートも込みの"いつか、青空のように..."『まわれよ!(×2)』『時計の針もどるまで~』に、アンジーさんらしいフリが付く"マイナスゼロ"と、お客さん参加型の曲が続いて、本編のシメは、ドカドカのハード・ロック・ナンバー"Nuovorg 09"(高橋さん作曲の新曲、前回もプレイされていました)。ここでもシンセとギターの掛け合いがフィーチャーされて、ド迫力。下田さんのドラムスも見せ場があり、バーニーさんも水を得た魚のように弾きまくり。大いに盛り上がってました。この時点でかなりの時刻になっていましたが、もちろんアンコールも。1発目は、高橋さんならではの、何でもありヌーヴォを象徴する(レゲエもヒップホップも込み!)反戦メッセージ曲"Devil's Child"。そしてオーラスには、何とMt.デリシャスのメンバーも全員出てきての、ビートルズ"Come Together"をセッション!ソロ回しもたっぷりで、この日に相応しい、まさにニギニギしいフィナーレでした。大満足の、たっぷり1時間半。

前回のライヴでも感じたのですが、現在のヌーヴォは、プログレ・ルーツでありつつも、このメンバーで演れば何でもヌーヴォになる、というバーリ・トゥードな歌モノロック・バンド。アンジーさんが歌って、難波さんがキーボードを弾いて、が基本なれど、そこに高橋さんの色も入って、バーニーさんも…という、過不足ないバランスが絶妙ですね。いわゆる様式美的意味でのシンフォニック色は薄まりましたが、バリバリの難波ワールドは、SENSE OF WONDERがあるわけで(今度、横浜7thアヴェニューでライヴがあるとか)、ヌーヴォは、これで良いんだと思います。そろそろ新譜にも期待しつつ、まずは3都市ツアー、お疲れさまでした!そして楽しいライヴ(Mt.デリシャスさん含めて)ありがとうございました!このツアーをバックアップした、(社)私的録音補償金管理協会(SARAH)さんにも感謝しましょう!


≪NUOVO IMMIGRATO/セットリスト≫

Kururuの肖像(『II』『4 the LOVE EYE had』)
4 the LOVE EYE had(『『4 the LOVE EYE had』)
Sweets(大槻ケンヂ曲のカヴァー)
Duet(未収録曲)
Natural Heart(『Nuovo Immigrato』)
Fly Away(『Nuovo Immigrato』『4 the LOVE EYE had』)
Surya(『II』)
いつか、青空のように...(『II』)
マイナス・ゼロ(『II』)
Nuovorg 09(未収録曲)

【Encore】

Devil's Child(『II』『4 the LOVE EYE had』)
Come Together(ビートルズのカヴァー w/Mt.デリシャス)
プロフィール

店長 中島俊也

Author:店長 中島俊也
★WORLD DISQUE店長の中島です。
御来店の際はぜひお声を掛けて下さい。おススメの1枚からマニアックな話題まで、お気軽にどうぞ!!

Twitterでも
最新情報がチェックできます!
https://twitter.com/WORLD_DISQUE

■ABOUT WORLD DISQUE■
当店は全世界屈指の品揃えのユーロ・ロック、プログレッシヴ・ロックの専門店です。新品から中古まで、CD/DVDも豊富な品揃えで皆さんをお待ちしています。ほとんどの商品を試聴できます!!

ADDRESS:〒161-0033
東京都新宿区下落合3-1-17
メゾン目白102

TEL:03-3954-5348 (店頭)
TEL:03-3954-4897 (通販専用)  
FAX:03-3954-9563 (共通)

■営業時間■
店舗と通信販売の営業時間帯、定休日が異なりますので、御注意ください。

<店舗>
月、水~土 
13:00~20:00

日・祝
13:00~19:00

火曜定休日
(祝日が火曜の場合は営業)

<通信販売>
月~金 
11:00~17:00

土・日・祝日定休日

詳しくはここもしくは、カテゴリ内「WORLD DISQUEとは」をご覧下さい。

最新記事
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード