年末恒例企画【2022年を振り返る】ワールド・ディスク編
早いもので、今年も、この季節がやってまいりました。世間的には、必ずしも明るい話題ばかりでは有りませんでしたが、プログレ的には、非常に充実した、良い一年だったと思います。今年も、トピックと、売上部門別ベストを発表させて頂きます!
[ワールド・ディスク、実は35周年でした]

セルフ・お祝いツイートを、すっかり失念していましたが、ワールド・ディスクが、店舗をスタート(@ S.Y.ビル)したのは、1987年4月11日。今年、35周年でした。長きにわたり、多くのお客様にご愛顧頂き、誠に有難うございます。今後も、当店を、どうぞご贔屓にお願い致します。画像は、「ユーロ・ロック集成」初版の広告より。
[ロシアのウクライナ侵攻、そしてカルファーゲン]

パンデミック、エリザベス女王死去、安倍元首相銃撃事件、と、大きなニュースが有りましたが、2022年は、これを取り上げないわけにはいきません。ロシアによる、ウクライナ侵攻。実質的な戦争は、現在も続いています。すぐさま心配されたのは、ウクライナのシンフォニック・バンド、カルファーゲンのリーダー、アントニー・カルーギン。アルバム「ランド・オヴ・グリーン・アンド・ゴールド」は、侵攻直前にリリースされましたが、ハルキウ在住だったカルーギンは、どうやら家族とポーランドに避難している模様。そんな状況下で、新作ソロ「リバース」をリリース。近日、カルファーゲンの兄弟バンド/別プロジェクト、サンチャイルドの新作も入荷予定。一先ず安心ですが、先が見えない状況だけに、安全第一で活動してほしいですね。アントニー・カルーギンについては、侵攻直後に、いち早くインタビューした、Marunouchi Muzik Magazine さんに、スクープ賞を。
メジャー方面では、いち早くウクライナ支援で再結成ニュー・シングルをリリースしたピンク・フロイド(デヴィッド・ギルモア)に対し、ロシア寄りの立場を取ったロジャー・ウォーターズが、ポーランドでのライヴを禁止されたりと。色々有りました。
[ライヴ/来日公演再開モードに]

新型コロナは、収束したわけではありませんが、世界的な潮流として、規制は解除の方向へ。海外では、ノーマスクが常識のようですね。そんな中、昨年末のキング・クリムゾンを例外とすれば、2020年のコロナ上陸以来の来日公演が、7月、クラブチッタのスティーヴ・ハケットからスタート。以降、スティック・メン、イエス、キャラヴァン、オザンナ、マグマ、ゴブリンと、続々来日、いずれも素晴らしい演奏を展開してくれました。来年も、この調子で、来日ラッシュを期待しましょう! 復活おめでとう賞は、クラブチッタさんに。
[今年も和物が大充実!]

昨年は、Evraak、曇ヶ原、烏頭のアルバム・リリースも有って、活況を呈した日本の国内シーン。今年も、引き続き、リリース、ライヴと大充実。主だったリリースは、部門別売上ベストで発表致しますが、プログレッシヴ・アイドル、XOXO EXTREME の衝撃のシングル「Adelheid」もインパクト賞でした。また、知られざる才人、広島の音楽家、小林義男さんの作品(ユニット「光る風」、及びソロ)を取り扱い開始させて頂き、好評を博したのも印象的でした。関西方面も、辺境?も、ワールド・ディスクは和物に強い! というわけで、引き続き、和物を買うなら当店で。レーベル賞は、Gama、曇ヶ原シングル、NOA、AQANESUSS (あかねさす)、等をリリースしたArcangelo さんに。
[ライヴ]
上の項でも触れましたが、今年は来日公演/ライヴが大充実。店長中島が観た(一部、後半のみ)、ライヴ及び配信を、ざっと並べてみると、
・1/8(土) taika @DOPPO
・1/23(日) 曇ヶ原/返シドメ @CLUB GOODMAM (配信)
・2/12(土) 不思議音楽館イヴェント (烏頭、曇ヶ原) @crawdaddy club
・3/20(日) Evraak @シルバーエレファント
ProgTokyo 2022 Spring @シルバーエレファント(配信)
・4/28(木) Phonogenix、レザニモヲ
・4/29(金・祝) taika、融解建築、キクラテメンシス
・4/30(土) Akiko's Cosmo Space、DDR
・5/1(日) ACB(K)、ALL IMAGES BLAZING
・4/30(土) St.Claire @RAW TRACKS (配信)
・5/28(土) ptf @シルバーエレファント (配信)
・5/29(日) ptf @DOPPO (配信)
・6/4(土) taika / u-full @DOPPO (配信)
・7/8(金)、7/9(土)、7/10(日) STEVE HACKETT @CLUB CITTA' (観たのは金土)
かずみんぐ ありがとう20周年!
・7/10(日) キクラテメンシス、る*しろう、内核の波 @Live Freak
・7/11(月) STICK MEN @ビルボードライブ東京
・8/26(金) DDR @Take Off 7
・9/6(火) YES @Bunkamura オーチャードホール
・9/17(土)、9/18(日) CARAVAN @CLUB CITTA' (観たのは土)
ProgTokyo 2022 Autumn @シルバーエレファント (配信)
・10/7(金) Alsciaukat、TUKTUK、津田+寺澤+荒牧
・10/8(土) Holy Light、是巨人、Akiko's Cosmo Space
・10/9(日) デキゴコロ、Mitaraphina、ACB(K)
・10/10(月) Akiba Tatsu Project、Gama、Romanesco
・10/9(日) Evraak @crawdaddy club (配信)
・10/14(金) OSANNA @CLUB CITTA'
・10/19(水) XOXO EXTREME @PLEASURE PREASURE
・10/22(土) 那由他計画 @シルバーエレファント
・10/26(水) MAGMA @EX THEATER ROPPONGI
・10/27(木) MAGMA @www
新未来派 ~現代音楽とロックの今 @GARDEN 新木場 FACTORY
・10/30(日) 渋さ知らズオーケストラ、アトム・ハーツ・クラブ・バンド、黒田亜樹 with 神田佳子、Anna Hardy&The Lunatic Spells、高円寺百景、プラスチック・ドッグス
・11/18(金) CLAUDIO SIMONETTI'S GOBLIN @CLUB CITTA'
・Morphine Desert -trio acoustic- @公園通りクラシックス
・ZABADAK @チキンジョージ (配信)
Fushigi Rock Festival @CLUB GOODMAN
・12/10(土) 金属恵比須、バスクのスポーツ、曇ヶ原、烏頭、水中スピカ、Gama、Evraak
・12/17(月)henrytennois @LIVE HAUS
・12/25(日) 難波弘之 @東京建物 brillia hall
・12/30(金) 原始神母 @EX THEATER ROPPONGI (配信) ※視聴予定
ふうっ。というわけで、充実していましたね~。店長中島は観られませんでしたが、エディ・ジョブソンの来日ファン・コンヴェンションも、無事に11/13(日)に開催されました。
老舗のProgTokyo はじめ、特に今年後半は、プログレ系国内フェスが花盛りでしたね。個人的にアヴァン成分が足らなかったので、高円寺百景とプラスチック・ドッグスの新未来派フェスは有り難かったです。企画賞は、同フェス・プロヂューサーの岩本晃市郎さんに。
[R.I.P.]
毎年のことですが、できれば有ってほしくない訃報。しかしこればかりは、そういう時期になってしまっているので仕方ありません。今年お亡くなりになった方、主だった所。ご冥福をお祈りします。
・Ian McDonald (2/9)
・Gary Brokker (2/19)
・Klaus Schluze (4/26)
・Vangelis (5/17)
・Alan White (5/26)
・Massimo Morante (6/23)
・Barbara Thompson (7/9)
・Vittorio De Scalzi (7/24)
・坂下秀美(7/31)
・Nik Turner (11/10)
・Tracy Hitchings (12/11)
・Manuel Gotsching (12/4)
・Tony Hill (不明)
個人的には、水木一郎さん、ショックでした。"コンバトラーV" とか、子供の頃から歌って育ちましたので・・・。
[ワールド・ディスク店長中島のお薦めプログレ 動画シリーズスタート]

今年2022年、新たな試みとして、YouTubeマーキー・チャンネルにて、店長中島のお薦めプログレ、という1分ほどの動画を毎週金曜日に1本ずつUPしていく企画がスタートしました。おかげ様で好評、皆様是非、チャンネル登録の上、御覧ください!
MARQUEEチャンネル https://www.youtube.com/@MARQUEEInc
[不思議音楽館旋風、止まず]

ここ2年、ファンジン・ブーム到来/本格化、として、特にフィーチャーさせて頂いた、井上大将軍さんが主宰する「不思議音楽館」。2022年は、3月に「ORANGE POWER Vol.1&2」を復刊、即売り切れ、10月7日には「不思議音楽館Vol.6」を発売。こちらも爆売れ、12/28現在、当店残りあと1冊。当店でも、「不思議音楽館フェア」を開催させて頂きました。関連イヴェントも積極的に開催され(大阪でも)、Vol.6で採り上げた、日本新世代バンドを中心にブッキングしたライヴ・イヴェント「Fushigi Rock Festival」で最高潮を迎えました。金属恵比須、バスクのスポーツ、曇ヶ原、烏頭、水中スピカ、Gama、Evraak の7バンドが、各30分、アンコール無しで、いずれも普段以上に強烈なパフィーマンスを披露。正に歴史的なイヴェントに、ワールド・ディスクも共催という形で関わらせて頂き、誠に有難うございました! 今年のハイライトでした。不思議音楽館さんに感謝の意を込めて、特別賞を。
[ベル・アンティーク、今年もリリースが大充実!]
毎年の我田引水で恐縮ですが、我がベル・アンティークのリリースは、2022年も大充実。
ざっとリリースを振り返ってみますと、
[1月25日発売]

・ビッグ・ビッグ・トレイン/ウェルカム・トゥ・ザ・プラネット(新・紙)

・サーカス/サーカス・デビュー! (紙)
・サーカス/ムーヴィン・オン(紙)
・サーカス・オールスター・バンド・ライヴ(紙)
・サーカス/フィアレス・ティアレス・アンド・イーヴン・レス(紙)
・アイランド/ピクチャーズ (紙/再)
・ブルー・モーション/碧き衝撃 (紙/再)
・トン・スケルペンツェル/ヴェルヴェット・アーマー
・ベルナルド・アンド・ポルスティ/ロビンソン・クルーソー
・アイソバー/Ⅱ
・ジョーンズィー/ワルツ・フォー・イエスタデイ:ザ・レコーディングス1972-1974 (3CD)
・ブロッサム・トゥズ/ウィー・アー・エヴァー・ソー・クリーン:3CDリマスタード&イクスパンディド・セット (3CD)
[2月25日発売]

・アラス/あなたの村の情景 (紙)
・バナナ/影法師(今はまだ夢見るとき) (紙)
・エテルニダ/序章 (紙)
・ブブ/アナベラス (紙)
・スプリガンズ・オヴ・トルガス/ジャック・ウィズ・ア・フェザー+ラウディ・ダディ・デイ (紙)
・マンディ・モートン&スプリガンズ/マジック・レディ (紙)
・カルファーゲン/ランド・オヴ・グリーン・アンド・ゴールド
・アランズ・レガシー/アラン・ホールズワース・トリビュート:ザ・ナインティーン・メン・オヴ・テイン
・サイモン・スティーンズランド/レッツ・ゴー・トゥ・ヘル
・マジェンタ/ソングス・フロム・ザ・ビッグ・ルーム
・レス・ペニング・ウィズ・ロバート・リード/ザ・ラスト・ベルズ・オヴ・ウィンター
・ビート・ラヴ・オラクル VS ハードスコア/ドント・カウント・オン・アス!
・フィールズ/フィーリング・フリー:ザ・コンプリート・レコーディングス 1971-1973
[3月25日発売]

・マイク・クアトロ・ジャム・バンド/ペインティングス (紙)
・マイケル・クアトロ・ジャム・バンド/ルック・ディープリー・イントゥ・ザ・ミラー(紙)
・マイケル・クアトロ/神々との狂宴 (紙)
・マイケル・クアトロ/ダンサーズ、ロマンサーズ、ドリーマーズ&スキマーズ (紙)
・ロバート・リード/ザ・リングマスター・パート2
・バース・コントロール/オペレイション
・ジャック・ランカスター&ロビン・ラムリー/マースケイプ:リマスタード・デジパック
・ファミリー/ア・ソング・フォー・ミー:リマスタード&イクスパンディド・エディション
・ホークウインド/ドリームワーカーズ・オヴ・タイム:BBC レコーディングス 1985-1995 3CD クラムシェル・ボックス
・ミトス/ドリームラボ
[4月25日発売]

・アイソトープ/アイソトープ・デビュー! (紙)
・アイソトープ/イリュージョン (紙)
・アイソトープ/ディープ・エンド (紙)
・ゲイリー・ボイル/ダンサー (紙)
・タイガー・モス・テイルズ/春の歌
・タイガー・モス・テイルズ/スプリング・リローディド
・カイト・パレード/ザ・ウェイ・ホーム
・デ・ロッシ・エ・ボルディーニ/デ・ロッシ・エ・ボルディーニ
・ネクター/サウンズ・ライク・ディス:2CD リマスタード&イクスパンディド・エディション
[5月25日発売]

・セヴンス・ウェイヴ/来るべき世界 (紙)
・セヴンス・ウェイヴ/サイ・ファイ (紙)
・ニール・アードレイ/カレイドスコープ・オヴ・レインボーズ
・コロシアム・ウィズ・ニュー・ジャズ・オーケストラ/カムデン '70
・ギルドマスター/ことわざの本
・ペンドラゴン/ザ・ワールド 2019
・グリーンスレイド/スパイグラス・ゲスト:イクスパンディド&リマスタード:2CD エディション
・ホーム/錬金術師
・ピーター・バーデンス/ロング・アゴー、ファー・アウェイ (ジ・アンサー+ピーター・バーデンス)
[6月25日発売]

・エストルクトゥラ/思考の彼方 (紙)
・エストルクトゥラ/構造 (紙)
・エクイブリョ・ヴィタル/ファースト・アルバム (紙)
・エクイブリョ・ヴィタル/囚人 カスモール (紙)
・アルコ・イリス/四大元素 (自然の霊力) (紙)
・ヴァレンシュタイン/コズミック・センチュリー (紙/輸入盤)
・ワン・ショット/ジェイムズに捧ぐ
・ペンドラゴン/メン・フー・クライム・マウンテンズ 2019
・オクトーバー・イクース/白夜、赤い灯火
・ゴドレー・アンド・クレーム/素晴らしき日々:ザ・シークレット・ワールド・オヴ・ゴドレー・アンド・クレーム 1967-1969
・ベーブ・ルース/ダーカー・ザン・ブルー:ザ・ハーヴェスト・イヤーズ 1972-1975 (3CD)
[7月25日発売]

・ジェイド・ウェリアー/ジェイド・ウォリアー (紙)
・ジェイド・ウォリアー/リリースト (紙)
・ジェイド・ウォリアー/ラスト・オータムズ・ドリーム (紙)
・カルティヴェイター/幼年期の方針:2CDイクスパンディド・エディション (紙)
・アモン・デュール/楽園に向かうデュール (紙/輸入盤)
・ジ・アリストクラッツ/アリストクラッツ・ウィズ・プリマス室内管弦楽団
・ザ・サムライ・オヴ・プログ/ザ・スパゲッティ・エピック4
・グレッグ・レイク&ジェフ・ダウンズ/ライド・ザ・タイガー
・グリーンスレイド/タイム・アンド・タイド:イクスパンディド・エディション (2CD)
・モントローズ/アイ・ゴット・ザ・ファイア:コンプリート・レコーディングス 1973-1976 6CD クラムシェル・ボックス
・ツトム・ヤマシタ/シーズンズ - ジ・アイランド・アルバムズ 1972-1976 7CD リマスタード・クラムシェル・ボックス
[8月25日発売]

・キャラヴァン/聖ダンスタン通りの盲犬 (紙)
・キャラヴァン/ベター・バイ・ファー (紙)
・キャラヴァン/ジ・アルバム (紙)
・キャラヴァン/バック・トゥ・フロント(紙)
・ガスリー・ゴーヴァン/エロティック・ケイクス (紙/再)
・アントニー・カルーギン/カルファーゲン/リバース+ランド・オヴ・グリーン・ボーナス・ディスク
・デモン・トール/リトゥン・イン・ザ・スカイ
・ドン・ブラッドショー=レザー/ディスタンス・ビトゥイーン・アス (2CD)
・ソフト・マシーン/収束:リマスタード・アンド・イクスパンディド・2CDエディション
・アルカトラス/オフィシャル・ブートレッグ・ボックス・セット・Vol.2 (1983-1984 5CD クラムシェル・ボックス)
[9月25日発売]

・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/メッシン (紙)
・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/ウォッチ (紙)
・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/エンジェル・ステーション (紙)
・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/チャンス (紙9
・アトラス/神話の復活 (紙)
・ペンドラゴン/フォールン・ドリームス・アンド・エンジェルス/オール・ザット・エンズ
・ホークウィンド/ウィ・アールッキング・イン・オン・ユー (2CD)
・ジョン・アンド・ヴァンゲリス/ページ・オヴ・ライフ
・ジョン・ウェットン & ジェフリー・ダウンズ (ICON) / アイコン・ゼロ
[10月25日発売]

・デイヴィッド・ロングドン/ドア・ワン (新/紙)

・パトゥ/パトゥ (紙)
・パトゥ/ホールド・ユア・ファイア (紙)
・パトゥ/ローレン、スモーケン、プット・アナザー・ライン・アウト (紙)
・パトゥ/モンキーズ・バム (紙)
・ノイシュヴァンユタイン/不思議の国のアリス (紙)
・グラス・ハマー/アット・ザ・ゲイツ
・アレックス・ロフォコ/ビヨンド
・ジュリー・ドリスコール/1969 (リマスタード・エディション)
・ロードストーン/タイム・フライズ
・カクタス/イーヴル・イズ・ゴーイング・オン:ザ・コンプリート ATCO レコーディングス 1970-1972 (8CD)
[11月25日発売]

・テンペスト/テンペスト (紙)
・テンペスト/眩暈 (紙)
・ゲイリー・ボイル/エレクトリック・グライド (紙)
・ルシファーズ・フレンド/スモウグリップ (紙)
・イエスタデイズ/サン=テグジュペリの夢
・マジェンタ/ザ・ホワイト・ウィッチ - シンフォニック・トリロジー -
・ロビン・A・スミス/チューブラー・ベルズ・リイマジンド
・ザ・サムライ・オヴ・プログ・フィーチャリング・マルコ・グリエコ/アンセム・トゥ・ザ・フェニックス・スター
・ラファエル・パチャ&キンモ・ポルスティ/ヴューズ・フロム・ジ・インナー・ワールド
・ルネッサンス/碧の幻想 2CD/1ブルーレイ イクスパンディド・エディション
・キース・エマーソン&グレッグ・レイク/ライヴ・フロム・マンティコア・ホール
[12月20日発売]

・コロシアム/ゾーズ・フー・アバウト・トゥ・ダイ・サルート・ユー (紙)
・コロシアム/ヴァレンタイン組曲 (紙) 2CD
・コロシアム/ドーター・オヴ・タイム (紙)
・コロシアム/コロシアム・ライヴ (紙) 2CD
・タイガー・モス・テイルズ/オックスフォードシャー州への来訪
・ファイ・ヤーン・ゼク/インターディメンショナル・ガーデン・パーティ
・アルタ・フォルマ/時間と空間
・ディテクティヴ/衝撃の共同体
ふうっ。今年のベル・アン紙ジャケは、前半の"攻めた"リリース&快挙(サーカス、アルゼンチン、ヴェネズエラ、マイケル・クアトロ) と、後半のブリティッシュ系"イイとこ"、という感じですね。サーカス、マイケル・クアトロ、ジェイド・ウォリアー、キャラヴァン、マンフレッド・マン、パトゥ、コロシアムは、まとめ買いボックスも、まだございます。ベル・アン買うならワールド・ディスク! 紙ジャケ大賞は、サーカス4タイトル。帯・解説付き国内盤、ワーカホリック/お疲れ賞は、僅差でサムライ・オヴ・プログをかわしたロバート・リード(マジェンタ)に。
【ワールド・ディスク 2022 ・部門別売上ベスト】
いよいよ本企画の目玉、年間売り上げベストをお送りします。昨年に続き、こんな時代だからこそ、と、皆さん頑張って、良いアルバムを沢山リリースしてくれました。大感謝です! で、例によって、ランキングは、店長中島の記憶とカンによる、ということで。再発の、ジャンル属性の強いものは、ジャンル別に入れました。
<メインストリーム部門>

①BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Orlando:Le Forme Dell'Amore (Italy)
②STEVE HACKETT / Genesis Revisited Live : Seconds Out And More (U.K.)
③PORCUPINE TREE / Closure / Continuation (U.K.)
④COLOSSEUM / Restration (U.K.)
⑤KING CRIMSON / In The Court Of The Crimson King (KC At 50 ) (U.K.)
こんな感じですかね。何と言っても、バンコの新作、良かった! ハケット先生は、来日の記念に向くライヴ。復活PT、流石のクオリティ。ファーロウ、クレムソン、クラークで、まさかの復活のコロシアム、アルバムがまた、大充実で。カムバック賞は、コロシアム。クリムゾンは、駆け込み入荷の、ドキュメンタリー映画のソフト化。ボックスからDVD単品から。
<ベル・アン紙ジャケ部門>

①CIRCUS / Movin'On (Swizerland'77)
②ESTRUCTURA / Mas Alla De Tu Mente (Venezuela '78)
③CARAVAN / Back To Fronet (U.K.'82)
④MICHAEL QUATRO / In Collaboration With The Gods (U.S.A.'75)
⑤BUBU / Anabelas (Argentina'78)
例年、再発部門を埋め尽くしてしまうので、今年から、部門を分けました。我らがベル・アンティーク紙ジャケ。"攻めた"リリースが大売れの中、来日記念のキャラヴァン、分けても名盤の③が健闘! 来年のリリースにも、ご期待ください!
<再発部門>

①LODESTONE / Time Flies (U.K.'71)
②DON BRADSHAW=LEATHER / Distance Between Us (U.K.'73)
③BIRTH CONTROL / Operation (Germany'71)
今年の再発賞は、幻中の幻、ドイツのみででた、ブリティッシュ・オルガン・プログレッシヴの傑作、①ロードストーン。激レアという点では、メロトロン物として有名な②もバリ売れ。バスコンは、しぶとくランク・イン。
<シンフォニック部門>

①BIG BIG TRAIN / Welcome To The Planet (U.K.)
②KARFAGEN / Land Of Green And Gold (Ukreine)
③ENNEADE / Withered Flowers And Cinnamon (France)
④YESTERDAYS / Saint-Expery Alma (Hungary)
⑤DE ROSSI E BORDINI / De Rossi E Bordini (Italy)
⑥THE SAMURAI OF PROG / The Spaghetti Epic 4 (Finland)
⑦TIGER MOTH TALES / A Song Of Spring (U.K.)
⑧GLASS HAMMER / AT THE GATE (U.S.A.)
⑨DAVID LONGDON / Door One (U.K.)
⑩FRANCIS DECAMPS / PASCAL GUTMAN / Biem Au-Dela Du Delire (France)
例年大激戦のシンフォニック部門、年頭のリリースですが、デイヴィッド・ロングドン追悼盤となったBBTが、堂々の首位獲得。③ENNEADE は、フランスのプログレ・メタル系で、美狂乱の須磨邦雄がゲスト参加。1回限りの入荷、ということで即完。デヴィッド・ロングドンの遺作ソロ⑨もランクイン、新ヴォーカルを迎えてライヴ活動を再開したBBTに、敢闘賞を。
<サイケ/ジャーマン部門>

①AMON DUUL / Paradies Warts Duul (Germany'71)
②GONG / Pulsing Signals (France'22)
③KLAUS SCHULZE / Deus Arrakis (Germany'22)
今年は、ちょっと無理やりですが、ランキング復活。アモン・デュールは、ベル・アン紙ですが、中身は輸入盤(リマスター)につきこちらで。'19ライヴ収録のゴング、そして自らのレクイエムともいうべき、遺作となったクラウス・シュルツェ。
<ジャズ・ロック部門>

①MAGMA / Kartehl (France)
②NICK FLETCHER / The Cloud Of Unknowing (U.K.)
③ALEX LOFOCO / Beyond (U.K.)
④ONE SHOT / A James (France)
⑤SOFT MACHINE / Bundles (U.K.'75)
ジャズ・ロック部門は、来日公演も素晴らしかった、マグマの新作でキマリ。六本木公演では、新作の全曲が演奏されました。ポジティヴな、新しいマグマ、傑作です。ニック・フレッチャーは、ジョン・ハケット・バンドのギタリスト、ホーさん系+シンフォ・ジャズ・ロック。アレックス・ロフォコは、テクニカル方面ベーシスト、J.ルーデス参加。ワン・ショットは、亡くなったジェイムズ・マクガウ追悼・再結成ライヴ。ソフト・マシーンは、ギターがJ.エサリッジにチェンジした'75ライヴを加えた2CD再発。名盤は強し。
<アヴァン/チェンバー部門>

①PHI YAAN-ZEK / Interdimentional Galactic Party (U.K.)
②HELDON / Antelast (France)
③MEDIA BANDA / Maquinafras (Chile)
④SIMON STEENSLAND / Let's Go To Hell (Sweden)
⑤OCTOBER EQUUS / Noces Blancas、Luces Rojas (Spain)
今年のアヴァ・チェン系は、豊作。英のザッパ系奇才ギタリスト、ファイ・ヤーン・ゼクのど傑作が堂々の首位。モルガン・オーギュレンも参加。まさかの再結成、というかエルドン名義の新作('19ライヴ)は、すごい迫力でした。チリのメディア・バンダは、前身/本家、フラノの楽曲をカヴァー。まんまなタイトルの暗黒チェンバー野郎、サイモン・スティーンズランドも傑作。スペインのギタリスト、アンヘル・オンタルヴァのオクトーバー・イクースは、クリムゾン+チェンバー。
<和物部門>

①デキゴコロ/初陣 LIVE ! (CD-R)
②ACB(K) / Siblings
③金属恵比須/虚無回廊
④taika / annulus
⑤TEE / Total Edge Effect
⑥ZABADAK / 夏秋冬春2022
⑦Evraak / Live 2021.12.05 (BD-R)
⑧R1SA / Crown
⑨YUZI BRIAN ENO / Holy Light
⑩光る風/ Otogibanashi - Bawvu gi Telcka (CD-R)
(次点)Morphine Desert / Tales Of The Desert
ということで、今年も、最も充実していたと言える和物部門、とにかく売れたのは、元・ページェントの中嶋一晃が新たに結成したバンド、デキゴコロの初ライヴを収録したCD-R。オリジナルを中心にしたバンドですが、何と乱舞流 (!)もやってます。ProgTokyo 主催の、あらんちゃんが率いる、ACB(K)の1stは、正に満を持しての凄い完成度。最高作となった金属恵比須の新作、ライヴで磨いた名曲多数のtaikaちゃん。驚きの、完全にプログレだった、ザバダックのニュー・リリース。今年も大活躍だったジャパニーズ・プログレッシヴ希望の星、Evraakの、名演となったワンマン・ライヴ収録のBD-R。大阪の、エマーソン系入ったジャズ・ピアニストR1SA、同じく大阪、モダンチョキチョキズのベーシスト、Yuzi Brian Eno の本格シンフォ・ジャズ・ロック。旧譜ですが、広島の知られざる才人、小林義男のユニット、光る風。いずれも素晴らしい内容です。次点は、アコアスにも新加入の、北川とわ が率いるアコースティック・ピアノ・トリオ。
個人的には、大阪のシステム7 !? 「沈黙のセヴン」も良かったです。
[総合ランキング]

①不思議音楽館/Vol.6
これはもう、ダントツで。CD含めた総合ランキングと言うか、別枠で。凄い反響でした!
[CD売上ランキング]

①BIG BIG TRAIN / Weicome To The Planet
②CIRCUS / Movin' On
③LODESTONE / Time Flies
④KARFAGEN / Land Of Green And Gold
⑤ESTRUCTURA / Mas Alla De Tu Mente
FM-FUJI 「ROCKADOM」でも発表させて頂いた通り、総合ランキングは上記の通りです。
[個人的ベスト]
とりあえず、聴いた回数で、ぱっと思いついた物。

①ACB(K) / Siblings
②金属恵比須/虚無回廊
③ZABADAK / 夏秋冬春 2022
④taika / annulus
⑤YESTERDAYS / Saint-Exupery Alma
ベストチューン
taika / hayabusa
ベストライヴ
スティーヴ・ハケット (7/10 川崎 CLUB CITTA')
①満を持しての、あらんちゃんバンド(仮)の1st、完成度の高さにやられました。ラストの"Alice、Bob And Charlie"はベストチューン候補になった程、ツボった名曲。②ここに至って、あらゆる点でグレードアップした、コンセプチュアルなド傑作。③故・吉良知彦の多重アルバムを元に、現在のメンバーが生/バンド・アンサンブルを付けた、変則的新作。マイク・オールドフィールド系。感動しました。④ライヴで初めて聴いた時から、名曲認定させて頂いた"hayabusa"(ベスト・チューン!)はじめ、名曲ぞろいの会心作。⑤年末の入荷でしたが、こりゃ良いですぜ。ハンガリー・シンフォ、女性ヴォーカル。ミスター・シリウスばりのフルートが素晴らしい。
【ご挨拶】
ということで、長々とお付き合い頂き、有難うございました。
2022年も、お客様に置かれましては、ご来店頂き、誠に有難うございました。また、通販をご利用頂いたお客様にも、感謝申し上げます。
皆様のご健勝と、ご多幸を、お祈りしております。
来る2023年も、更なる強力な品揃えと企画を目指して参りますので、ワールド・ディスクを引き続きご愛顧の程、宜しくお願いいたします。
それでは皆様
良いお年をー。
【お知らせ】
年内の営業は、12/31(土)までです。(時間は通常通り)
新年は6日(金)より営業、吉例:福袋プレゼント有り!