年末恒例企画 [2021年を振り返る]ワールド・ディスク編
早いもので、今年もこの企画がやってまいりました。東京オリンピック、二刀流・大谷が象徴する2021年のプログレ界?のあれこれを、ワールド・ディスク編として、振り返ってみましょう。お楽しみの売上ベストも発表!
[コロナ2年目に突入]
昨年に続き、矢張りこの話題に触れないわけにはいきません。新型コロナ感染症が上陸してから2年目の今年、何度かの感染拡大と緊急事態宣言の発出も有りました。当店では、感染症対策の上、営業を続けさせて頂きましたが、いわゆるセールは、基本自粛。期間を広げたスペシャル・ウィークで、お客様に分散して御来店頂くという形をとりました。お客さまにおかれましては、入店時の手指消毒等、ご協力頂き、誠に有難うございました。ワクチン接種も進みましたが、海外アーティストの来日は難しく、6/4(金)、6/5(土)、6/6(日)クラブチッタのスティーヴ・ハケット、10/22(金)、10/23(土)クラブチッタのゴブリンは、いずれも残念ながら中止に。オミクロン株の出現により、またも先が見えない、厳しい状況が続きますが、とにかく皆様、お大事に。国内アーティストについては、出来る範囲でライヴ再開モード、フジロックのように賛否あったものもあれど、配信もセットで、何とか復活している感じでしょうか。
[キング・クリムゾン、奇跡の来日公演実現]

という厳しい状況の中で、今年唯一の来日公演/ツアーとして、我等がキング・クリムゾンが日本に来てくれました。はっきり言って、今年のトピックはこれに尽きます。11/27(土)東京国際フォーラム ホールAを皮切りに、最終日の12/8(水)Bunkamuraオーチャードホールまで、東京5公演、名古屋1公演、大阪2公演を無事完遂。店長中島は初日を観ることが出来ましたが、本当に素晴らしかったです。トニー・レヴィンの「これがクリムゾンの最後のツアーになると思う」発言にショックを受けた為、感情的なツイート(最終日、クリムゾンの歴史の終焉を見届けて下さい、という。"終焉”は言い過ぎ、「区切り」でしたね。反省してます。クリムゾンが終わるのかと思ってしまいまして・・・。) ともあれ、ネット上(WDツイッターも)は祭り状態に。日本国内の感染状況が落ち着いていて、オミクロン株対策の外国人入国禁止措置が出る直前、という、全てが奇跡的なタイミングで実現した今回のクリムゾン来日。少なくとも、現行編成での最後の来日ですし、歴史的といって過言ではない、今年のニュース大賞でした。とにかく、感謝しか有りません。有難う、ロバート・フリップ! 有難う、キング・クリムゾン!
[今年は、和物プログレの当たり年! 新世代も台頭!]

ライヴも含めて、2021年は、日本国内アーティスト/作品の当たり年でした。12月にリリースされた、曇ヶ原「曇ヶ原」、那由他計画「さざきおりてひかりあふれ」、Evraak 「Evraak Ⅰ」の3タイトルが象徴する、新世代の台頭と、ヴェテランの新バンドでの奮起。曇ヶ原、Evraak、そして近年注目を集める、バスクのスポーツ、De Lorians がプログレ・フェスに登場するなど、若手世代の活躍が光りました。そして、我がベル・アンティーク・レーベルからは、フルート・ロック・バンド、キクラテメンシスのアルバムが発売、反響を呼びました。本当に嬉しいですし、頼もしいです。どんな音か気になる貴方は、是非当店で彼らのアルバムをゲットして下さい。大阪の新バンド、St.Claire もデビュー作をリリースして、注目を集めました。アヴァン系では、烏頭が新編成の初CDをリリース、ライヴも活発に行なって、大きなインパクトを残しましたね。ヴェテランの新バンドといえば、一噌幸弘の『返シドメ』のアルバムとライヴも良かったです。レーベル賞は、Arcangelo さんに。
[ライヴ]
昨年は、ビックリするほど生が少なかった店長中島のライヴ体験。今年は、大分生も復活しましたが、まだ配信が多かったです。とりあえず、ざっと振り返ってみます。(配信)と無いものは、生で観ています。
・1/6(日) 烏頭+鬼怒無月 @シルバーエレファント (配信)
・1/16(土) 那由他計画 @シルバーエレファント (配信)
・1/17(日) Stella Lee Jones @シルバーエレファント (配信)
・2/20(土) FLAT 122 @シルバーエレファント (配信)
・3/3(水) スピンオフ四人囃子feat.根本要&西山毅 @ EX THEATER ROPPONGI (配信)
・3/24(水) 烏頭 @ Sound Creek Doppo (配信)
・3/28(日) 「NOVELA & EARTHSHAKER FES」@恵比寿ザ・ガーデン・ホール
・4/2(金) TRINUS @大塚グレコ (配信)
・4/3(土) 原始神母 @CLUB CITTA' (配信)
・5/18(火) 大沼あい ai-dentity @シルバーエレファント (配信)
・5/18(火) 是巨人 @秋葉原 CLUB GOODMAN (配信)
・6/6(日) 梅垣ルナ @BLUES ALLEY JAPAN
・7/17(土) taika/ptf @シルバーエレファント (配信)
・7/25(日) LAZY @EX THEATER ROPPONGI (配信)
・7/30(金) 是巨人 @シルバーエレファント (配信)
・7/31(土) バスクのスポーツ (配信)
・8/1(日) 融解建築 @京都RAG (配信)
・8/1(日) 烏頭 @シルバーエレファント (配信)
・8/8(日) 金属恵比須 @シルバーエレファント(配信)
・8/27(土) 返シドメ @秋葉原 CLUB GOODMAN (配信)
・8/31(火) XOXO EXTREME @小岩オルフェウス
・9/11(土) ELECTRIC ASTURIAS @Star Pine's Cafe (配信)
・9/25(土) Lu7 @音楽室 DX (配信)
・9/26(日) ZABADAK @Star Pine's Cafe (配信)
・10/2(土) Stella Lee Jones @シルバーエレファント(配信)
・10/3(日) NOVELA @神戸チキンジョージ (配信)
・11/3(水・祝) 「PROG FLIGHT @ HANEDA 2021」 @羽田ティアットスカイホール
高円寺百景、ELECTRIC ASTURIAS、Lu7
・11/3(水・祝) 「ProgTokyo Autumn 2021」@シルバーエレファント
うしろ前さかさ族、曇ヶ原、バスクのスポーツ (配信)
・11/4(木) 「ProgTokyo Autumn 2021」@シルバーエレファント
返シドメ、吉田達也+武田理沙デュオ (配信)
・11/5(金) 「ProgTokyo Autumn 2021」@シルバーエレファント
近似的フォノジェニックス、森川祐護POLYGON HEAD (配信)
・11/6(土) 「ProgTokyo Autumn 2021」@シルバーエレファント
AKIKO COSMO SOLO/AKIKO'S COSMO SPACE feat.FATERN 、エレクトリックトラベラーズ (配信)
・11/7(日) 「ProgTokyo Autumn 2021」@シルバーエレファント (配信)
あらんちゃんバンド(仮)、百様箱
・11/23(火・祝) ANNA HARDY&THE LUNATIC SPELLS @GARDEN三宿BRANCH
・11/23(火・祝) マリア観音 (配信)
・11/27(土) ptf @シルバーエレファント (配信)
・11/27(土) KING CRIMSON @東京国際フォーラム ホールA
・11/28(日) 筋肉少女帯 @LINE CUBE SHIBUYA (配信)
・12/5(日) 那由他計画、Evraak @シルバーエレファント
・12/12(日) 「Classic,Progressive Fest-伝統と革新と-」@GARDEN三宿BRANCH
De Lorians、曇ヶ原、烏頭、ANNA HARDY&THE LUNATIC SPELLS
・12/25(土) XOXO EXTREME @小岩オルフェウス
・12/30(木) 原始神母 @EX THEATETR ROPPONGI (配信)
という具合です。抜けもありそうですが、配信が多いとは言え、非常に充実した1年でした。
後、フジロックの配信で観た、スピンオフ四人囃子feat.根本要&西山毅 も良かった!
[R.I.P.]
悲しい話題ですが、今年も、残念ながらアーティストの訃報が相次ぎました。主だったところでは、
・Chick Corea (2/9)
・Danilo Rustici (ex.OSANNA) (2/27)
・James Mac Gaw (ex.MAGMA)(3月)
・Roger Trigaux (3/10)
・和田アキラ(3/28)
・Franco Battiato (5/18)
・JOHN LAWTON (6/29)
・Rick Laird (MAHAVISHNU ORCHESTRA)(7月)
・Robby Steinhardt(ex.KANSAS) (7/17)
・Jim Pembroke (WIGWAM) (10/9)
・菅沼孝三 (11/8)
・Grahame Edge (THE MOODY BLUES) (11/11)
・JOHN GOODSALL (BRAND X) (11月)
・DAVID LONGDON (BIG BIG TRAIN) (11/20)
・Tai Sinh (ex.TAI PHONG) (12/4)
・Janos Kobor (OMEGA) (12/6)
他、大御所では、村上"ポンタ"秀一、チャーリー・ワッツ、ミキス・テオドラキスらがお亡くなりに。野坂昭如の楽曲を作った作曲家の桜井順、元キングレコードの新井健司さん・・・。
デヴィッド・ロングドンの急逝のニュースは、本当にショッキングで悲しいものでした。
亡くなられた皆様の、ご冥福をお祈りします。
[プログレ・アイドル、キスエクがERPの表紙に!]


去る12/25に、5周年記念ライヴを行った、唯一無二のプログレッシヴ・アイドル、XOXO EXTREME (キス・アンド・ハグ・エクストリーム:通称キスエク)。2ndアルバム「Le carnaval des animaux - 動物学的大幻想曲 -」リリースを果たした今年、我がユーロ・ロック・プレス Vol.90 (8月30日号)に初登場、しかも表紙&巻頭カラー5ページ・インタヴュー掲載という衝撃の展開で話題騒然となりました。彼女達の真摯な姿勢は記事を読んで頂くとして、8月31日(火)には、小岩オルフェウスにて、「Euro-Rock Press Vol.90 発売記念ミニライヴ&特典会」を開催して頂きました(店長中島もお邪魔しました)。配信でも結構観させてもらいましたが、とにかく圧倒的にライヴを沢山こなしている(主戦場はアイドル方面)彼女たちだけに、常に全力、そして正に"進化する"姿が有りました。小嶋りん が、キスエク曲でヴァイオリンを弾き始めたり。アルバム発売時には、ワールド・ディスクにメンバーの皆さんが御来店下さり、開店以来最も華やいだひとときをプレゼントしてくれました。メンバーの真城奈央子が、来年2月のライヴで残念ながら卒業するキスエク、新たな展開に期待しましょう。今年の話題賞は、キスエクちゃんで決まり!
[ファンジン・ブーム、本格化]

昨年、「ファンジン・ブーム、到来?!」と書かせて頂きましたが、到来の上、定着しました。台風の目は、井上大将軍氏が主催するインディー・ロック・マガジン「不思議音楽館 ORANGE POWER」。3/26にvol.4 (黄色表紙)、11/5にvol.5(青表紙)と、凄いペースで、しかもヴォリューム増で発刊、そのパワーには脱帽です。ユーゴ・ロック、東ドイツ、女性ヴォーカル特集のvol.4には、店舗別の別冊ペーパーが、スパニッシュ、ギリシャ、ブルガリア等の特集のvol.5には、全レヴューに音源アクセスのQRコード付き&日本のアーティストの未発音源入り付録CD付き、という具合で、どんどん豪華に。辺境にこだわりつつ、ジャンルレスな「不思議音楽」を紹介するレヴューと抱腹絶倒のコラム(スケ盤マキコ!)が大好評、2冊とも、発売から僅かな期間で、あっという間に完売。Vol.5に合わせて、ワールド・ディスクでもコラボ・フェアを開催させて頂きました(感謝!)。ワールド・ディスクでお買い上げ下さった皆様、有難うございました!"不思議音楽館監修"として、岩手のピカレスク・オブ・ブレーメンの1st~3rdが紙ジャケで初CD化されたり、発売記念イベントを開催したりと、活躍を続ける「不思議音楽館」、早くも来年の3月にはORANGE POWER vol.1&2 の復刻発売が決定しており、今後も目が離せませんね。

一方、より個人誌的色合いの強い、「かにょ(蒼井奏子)」氏の主催するカンタベリー・ファンジン「Das-Association」は、今年は8月にVol.2 (通算3冊め)、12月24日にVol.3 (通算4冊目)を刊行。それぞれ、カンタベリーの本丸、キャラヴァンの特集Part1とPart2となっており、メンバーのインタビュー、ディスコグラフィー等、資料性も抜群の内容でした。パイ・ヘイスティングスのインタヴューでは、ユーロ・ロック・プレスとの一種のコラボ/連携も実現、有難うございました。入魂の内容とキャラヴァン人気もあってか、両冊とも、ワールド・ディスクでは、またたく間に完売。不思議音楽館とともに、ファンジン・ムーヴメントの一翼を担っていただきました。今後の刊行にも期待しましょう!

ファンジンが盛り上がる中、メジャー系でも、プログレ関連の書籍の刊行が多かった印象ですね。(5大バンド・エッセー本とか、店長中島も個人的に購入した、プログレッシヴ・ロック来日写真集とか。)とりわけ、ワールド・ディスクでも販売させていただいた、3月発売の
「PROG MUSIC DISC GUIDE
プログ・ミュージック・ディスク・ガイド
~プログレッシヴ・ロック/メタル/オルタナティヴの現在形 」(監修・高橋祐希)
は、"今や百花繚乱の、現代プログレッシヴ・ロック、そしてプログレッシヴ・メタル。ステーヴン・ウィルソン/PORCUPINE TREE、DREAM THEATER、THE FLOWER KINGS、SPOCK'S BEARD、MARILLION、ANATHEMA を軸に、周辺/関連/派生作品を含め、主に2000年代以降の、500枚以上の最重要作品のレビューを掲載した、初の視点のディスク・ガイド。マイク・ポートノイ、スティーヴン・ウィルソン等のインタビューも含め、現代プログの全容を包括的に紹介。A5版、フルカラー240ページ。"という新たな視点の書籍。店長中島も、少しですが、レヴューを書かせて頂きました。有難うございました!
店長中島の個人的購入では、「ユーライア・ヒープ 魔界全史」も良かったです!
[ベル・アンティーク、今年もリリースが大充実!]
毎年の我田引水で恐縮ですが、我がベル・アンティークのリリースは、2021年も大充実。
ざっとリリースを振り返ってみますと、
[1月25日]

・サー・ロード・バルチモア/キングダム・カム (紙)
・サー・ロード・バルチモア/サー・ロード・バルチモア (紙)
・サー・ロード・バルチモア/Ⅲロウ (紙)
・タッチ/タッチ (紙)
・ライティング・オン・ザ・ウォール (紙)
・タイガー・モス・テイルズ/ウィスパリング~(CD+DVD)
・カルファーゲン/スペクトルの原理と理論
・サムライ・オヴ・プログ/ビヨンド・ザ・ワードロープ
・ギルドマスター/騎士と亡霊
・チューブラー・ワールド/チューブラー・ベルズ(2CD)
・ビザンチウム/ハーフウェイ・ドリーミング(5CD)
・サブマリン・サイレンス/ディド・スワンズ・エヴァー~
[2月25日]

・ロヴェッショ・デッラ・メダーリャ (新作/紙)
・スプリング/スプリング (2CD) (紙)
・ロジャー・グローヴァー・アンド・フレンズ/バタフライ・ボール(2CD) (紙)
・ノヴァ/アトランティス (2CD) (紙)
・テオ/フィギュアヘッズ
・デリュージ・グランダー/ルナリアンズ
・ダウンズ・ブレイド・アソシエイション/ハルシオン・ヒムズ(CD+DVD)
・ケン・ヘンズレー/マイ・ブック・オヴ・アンサーズ
・トー・ファット/バッド・サイド・オヴ・ザ・ムーン (2CD)
・モールソム/アー・ユー・ゼア?
[3月25日]

・ビッグ・ビッグ・トレイン/アンダーフォール・ヤード (2CD) (紙)
・バッジー/バッジー (紙)
・バッジー/スクォーク (紙)
・ミケーレ・コンタ/エンドレス・ナイツ (新作)(紙)
・ファイ・ヤーン・ゼク/ホロトピック・ギター
・コラード・ルスティーチ/インターファルジェント
・ジェーン・ゲッター・プレモニション/アノマリア
・ディストリクト97/スクリーンプレイ (2CD)
・T2 / イトル・オール・ワーク・アウト・イン・ブームランド (3CD)
・バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ/ライヴ・イン・メキシコ・シティ 1999 (2CD)
[4月25日]

・エムティディ/芽生えの時 (紙)
・オピュス・サンク/流れに逆らって (紙)
・エト・セトラ/エト・セトラ (紙)
・スピリット・オヴ・クリスマス/荒野で呼ばわる者の声 (紙)
・ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター / エアゾール・グレイ・マシーン (紙)
・ロスト・ワールド・バンド/ロストワールド 1992
・テクセル/メトロポリタン
・ピエール・ムーランズ・ゴング/ダウンウィンド
・ジョン・アンダーソン/アニメーション
・フォーカス/フォーカス 50 ライヴ・イン・リオ
[5月25日]

・キクラテメンシス/「小さな物語」~Stories~ (新作) (紙)
・IQ/セヴン・ストーリーズ・イントゥ98 (2CD) (紙)
・IQ/テイルズ・フロム・ラッシュ・アティック (紙)
・IQ/ザ・ウェイク (紙)
・IQ/ダーク・マター (紙)
・サムライ・オヴ・プログ/淑女とライオン
・イルミナエ/ダーク・ホライズンズ
・アードヴァーク/アードヴァーク
・ボクサー/陶酔のボクサー(ビロウ・ザ・ベルト)
・スティーヴ・ハケット&ジャベ/ザ・ジャーニー・コンティニューズ (2CD+DVD)
・パトゥ/ギヴ・イット・オール・アウェイ (4CD)
[6月25日]

・ゴードン・ギルトラップ/幻視者 (紙)
・ゴードン・ギルトラップ/危険な旅路 (紙)
・ゴードン・ギルトラップ/フィア・オヴ・ザ・ダーク (紙)
・ゴードン・ギルトラップ/ピーコック・パーティ (紙)
・バロック・プロジェクト/地平線 (2CD) (紙) (アンコール・プレス)
・シンドーネ/カーマ・スートラ
・シルヴァン/ワン・トゥ・ゼロ
・ピエール・フェルヴルーゼム・グループ/30イヤーズ・オヴ・サクセス
・ダフィー/スクラフィー・ダフィー
・アーサー・ブラウンズ・キングダム・カム/イターナル・メッセンジャー~ (5CD)
[7月25日]

・ビッグ・ビッグ・トレイン/コモン・グラウンド (新作) (紙)
・ジュニアズ・アイズ/バタシー・パワー・ステイション (紙)
・コズミック・ジョーカーズ/ギャラクティック・スーパーマーケット (紙)
・アルカディウム/ブリーズ・ア・ホワイル (2CD) (紙)
・マジェンタ/エンジェルズ・アンド・ダムド~(2CD+DVD)
・トム・ニューマン/妖精交響曲Ⅱ
・グリーンスレイド/テンプル・ソングス (4CD)
・サード・イヤー・バンド/モザイクス~(3CD)
・ウッズ・バンド/ザ・ウッズ・バンド・リマスタード
・ルカ・ザッビーニ/ワン
[8月]

・シンドーネ/カーマ・スートラ (新作) (紙)
・アラン・ホールズワース&ゴードン・ベック/サンバード
・アラン・ホールズワース&ゴードン・ベック/ザ・シングス・ユー・シー
・アラン・ホールズワース&ゴードン・ベック/ウィズ・ア・ハート・イン・マイ・ソング
・アラン・ホールズワース、ゴードン・ベック、ディディエ・ロックウッドetc./ジ・ユニーク・コンサート
・ツァール/ツァール (紙) (アンコール・プレス)
・スケ/インソルビリア (解決困難な命題)
・アマロック/世界の眼
・サムライ・オヴ・プログ/白蛇
・ティリソン、レインゴールド、ティランティ/ネギ物語
・ピエール・フェルヴルーゼム/フランバン9 (ヌフ)
・ファイヤー/ファーザーズ・ネイム・イズ・ダッド~(3CD)
[9月25日]

・イシルドゥルス・バーネ&ピーター・ハミル/イン・アマゾニア (紙)
・イシルドゥルス・バーネ&ピーター・ハミル/不平衡 (紙)
・ホールズワース、ウォーレイ、マシューソン、スプリング (発掘) (紙)
・マンフレッド・マン・チャプター・スリー/ヴォリューム1 (紙)
・マンフレッド・マン・チャプター・スリー/ヴォリューム2 (紙)
・トゥインク/シンク・ピンク (2CD) (紙)
・キンモ・ポルスティ/過去と現在
・ホークウインド/ソムニア(夢)
・アフィニティー/4CD リマスタード~ (4CD)
・アンヘル・オンタルヴァ/エンジェル・オン・ア・タワー
[10月25日]

・イシルドゥルス・バーネ/指輪物語 (紙)
・イシルドゥルス・バーネ/エルクの伝説 (紙)
・イシルドゥルス・バーネ/ザ・ヴォイージ~ (紙)
・イシルドゥルス・バーネ/マインド Vol.1 (紙)
・イシルドゥルス・バーネ&スティーヴ・ホガース/自然界にはない色彩 (紙)
・サイアン/フォー・キング・アンド・カントリー (CD+DVD)
・ジェフ・コールマン/イースト・オヴ・ヘヴン
・ザ・シン/フラワーマン~
・エンパイア/ベスト・オヴ・エンパイア
[11月25日]

・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/太陽の化身 (紙)
・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/ザ・グッド・アース (紙)
・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/ナイチンゲールとボンバーズ (紙)
・マンフレッド・マンズ・アース・バンド/静かなる叫び (紙)
・クラフト/クラフト:ディフィニティヴ・エディション (紙)
・グラス・ハマー/スカラグリム~イントゥ・ザ・ブリーチ
・サムライ・オヴ・プログ/オムニバス2~ザ・ミドル・イヤーズ (4CD)
・アラン・シモン/エクスカリバー V :ムーヴ、クライ、アクト、クラッシュ!
・クライヴ・ノーラン&オリヴァー・ウェイクマン/ダーク・フェイブルズ
・ルネッサンス/シェエラザード夜話~ (2CD+DVD) ※発売が遅れております。
・ジャック・ランカスター&ロビン・ラムリー/ピーターと狼~
[12月20日]

・ヴィットリオ・デ・スカルツィ/ニュー・トロルス新録傑作作品集 (2CD) (新作) (紙)
・ヒューマン・ビースト/ヴォリューム・ワン (紙)
・ブレッド・ラヴ・アンド・ドリームス/アマリリス (紙)
・アジア・ミノール/クロッシング・ザ・ライン (紙) (アンコール・プレス)
・アジア・ミノール/ビトウィーン・フレッシュ・アンド・ディヴァイン (紙) (アンコール・プレス)
・コズミック・ジョーカーズ/コズミック・ジョーカーズ (紙)
・ロベルト・サンタマリア&アンサンブル・スパティウム/ハイメ1世の伝説
・ヘルダーリン/ヘルダーリンの夢
・ブローゼルマシーン/ブローゼルマシーン
・ルシファーズ・フレンド/ザ・ラスト・スタンド
・ロバート・リード/ザ・リング・マスター・パート1
ふうっ。紙ジャケ・ボックス付きセット系の、カナダもの、IQ、ゴードン・ギルトラップ、イシルドゥルス・バーネ、マンフレッド・マンズ・アース・バンドと、いずれも、おかげさまで大好評でした。上記リストを見て、そう言えば買ってなかった、というのがあれば、ワールド・ディスクで是非お求め下さい!
【ワールド・ディスク 2021・部門別売上ベスト】
いよいよ本企画の目玉、年間売上ベストをお送りします。昨年に続き、こんな時代だからこそ、と、皆さん頑張って、良いアルバムを沢山リリースしてくれました。大感謝です!で、例によって、ランキングは、店長中島の記憶とカンによる、ということで。再発の、ジャンル属性の強いものは、ジャンル別に入れました。
<メインストリーム部門>

(順不同)
・YES / The Quest
・STEVE HACKETT/Surrender Of Silence
・ピンク・フロイド/原子心母 (箱根アフロディーテ50周年記念盤)(CD+BD)
・KANSAS / Point Of No Return And Beyond
・PFM / 電気羊の夢を見た
・LIQUID TENSION EXPERIMENT / LTE 3
・TRANSATRANTIC / The Absolute Universe
・CARAVAN / It's None Of Your Business
・STEVEN WILSON / The Future Bites
・VAN DER GRAAF GENERATOR / The Charisma Years (BOX)
といった辺りでしょうか。後、DREAM THEATER 「A View From The Top Of The World」、IRON MAIDEN 「戦術」とか。当店的には、メジャー系は正直販売数は少ないのですが、今年は、はっきり言ってInside Out/ソニーの独壇場でしたね。キャラヴァンの新作も良かったですね。デイヴ・シンクレアの新作もおわすれなく。箱物では、瞬殺だったVDGG が圧倒的でした。ボックス大賞はVDGGに。
<再発部門>

①VAN DER GRAAF GENERATOR / The Aerosol Grey Machine (U.K.'69)
②FRUMPY / Aii Will Be Changed、2、By The Way (Germany'70,'71,'72)
③BANCO DEL MUTUO SOCCORSO / Live In Mexico (Italy'00)
④ISILDURS BANE / (紙ジャケ5タイトルBOX) (Sweden)
⑤GORDON GILTRAP / (紙ジャケ4タイトルBOX) (U.K.)
(次点) OPUS-5 / Contre-Courant (Canada'76)
再発部門は、矢張り紙ジャケ大会に。まとめてとかボックス・セットとか、アバウトなランキングで恐縮ですが、発売時から、今年の紙ジャケ大賞の呼び声が高かった、VDGG の1stの、幻の英国盤ジャケでの初紙ジャケ化が文句なしのトップ。手前味噌ながら、これは快挙でしたね。紙ジャケでは、我がベル・アンティークは勿論、ポポル・エース、ロータス等、北欧物(とフランピーとノヴァリス)で積極的リリースを展開してくれたArcangelo さんにも感謝ですね。
<シンフォニック部門>

①SKE / Insolbilia (Italy)
②SYNDONE / Karma Stora (Italy)
③GENS DE LA LUNE / Pentacle De Lune (France)
④FRAGILE / Beyond (Germany)
⑤CAST / Vigerimus (Mexico)
⑥TEXEL / Metropolitan (Denmark)
⑦STEFANO "LUPO" GALIFI / Dei Ricordi,Un Museo (Italy)
⑧CICCADA / Harvest (Greece)
⑨AMAROK / El Ojo Del Mundo (Spain)
⑩TAI PHONG / Dragons Of The 7th Seas (France)
(次点) DELUGE GRANDER / Lunarians (U.S.A.)
例年激戦のシンフォニック部門、今年のトップは、ユーゲンのキーボード奏者、パオロ"スケ"ボッタのソロバンド、スケの新作。チェンバー部門でも良かったかもですが、とにかく内容は極上硬派プログレッシヴ。皆様、お聴き逃しの無きよう。全体的には、割と程よく国がバラけた感じですが、矢張りイタリアは強し、ですかね。個人的には、元ムゼオ・ローゼンバッハのシンガー、ルーポ・ガリフィの新作に象印賞をあげたいです。
<ジャズ・ロック部門>

①DIDIER LOCKWOOD,GORDON BECK,ALLAN HOLDSWORTH etc. / The Unique Concert (U.K.etc,'20)
②LYRE WORLMAN / Uncommon Measures (U.S.A.)
③MOOSE LOOSE / Moose Loose、Transition (Norway'74,'76)
④MANNA/MIRAGE / Man Out Of Time (U.S.A.)
⑤MAGMA / Eskahl 2020 (France)
ジャズ・ロック部門は、正確には'20年の発掘リリースですが、ベル・アン紙ジャケで今年出た、ホールズワース、ゴードンベックとディディエロックウッドの貴重な共演盤が一位。一部で話題のマフィンズのデイヴニューハウスの新バンド④も大健闘でした。マグマの、コロナ禍直前のライヴ2CD⑤も、新鮮かつ充実の内容で、印象深かったですね。
<アヴァン/チェンバー部門>

①ISILDURS BANE & PETER HAMMILL / In Disquilibrium (Sweden&U.K.)
②PIERRE VERVLOESEM / Flambant 9 (Belgium)
③VESPERO / Sogno (Russia)
④KROKOFANT,STALE STORLOKKEN,INGEBRIGT HAKER FLATEN / Fifth (Norway)
⑤SVEN GRUNBERG / OM (Estonia'88)
どこに入れようか迷った挙げ句、チェンバー部門に入れさせていただいた、イシバネ&ハミルの新作「不平衡」、本当に素晴らしい作品でしたね。サイケ系もここに持ってきてしまいまして、③⑤は、むしろジャーマン。②元Xレッグド・サリーのギタリスト、多作なので混乱しますが、これはいけます。是非チェック。
<和物部門>

①キクラテメンシス(Kiku Latte) / 「小さな物語」~Stories~
②那由他計画 / さざきおりてひかりあふれ
③Evraak / Evraak Ⅰ
④St.Claire / Claire's Fantasy
⑤曇ヶ原 / 曇ヶ原
⑥ptf / Genesis Of The Stars
⑦烏頭 / 生 -sei-
⑧XOXO EXTREME / Le carnaval des Animaux -動物学的大幻想曲-
⑨CANADA / Malakut
⑩Trussonic -towa kitagawa trio- / Earth Prayer
(番外) R1SA / Over Mind ('17)
ということで、2021年に最も充実していたといえる、和物部門は、ベル・アンティークからリリースされた、フルートプログレッシヴバンド、キクラテメンシスが堂々の1位。和物のトピックのところで触れなかった所では、元・プロビデンスの塚田円の新バンド、那由他計画の2nd②、ヴァイオリン・プログレ・バンドptfの⑥、札幌のアヴァン女性サックス奏者、吉田野乃子が主宰するレーベル「野乃屋レコード」からの⑨、解散したピアノ・トリオのラスト・リリースの⑩。番外は、大阪のこちら向き女性ピアニストの'17作を。これ、かなり売れましたので。裏ベストセラーは、PROVIDENCEの「Provideo」のDVD-R。個人的には、フェイ・ターンと片山トミオのユニット、エレクトリック トラベラーズも良かったです。とにかく大充実の一年でした。
[総合ランキング]
①VAN DER GRAAF GENERATOR / The Aerosol Grey Machine
②BIG BIG TRAIN / Gommon Ground
③キクラテメンシス(Kiku Latte) / 「小さな物語」~Stories~
④ISILDURS BANE & PETER HAMMILL / In Disquilibrium
⑤SKE / Insolubilia
FM-FUJI 「ROCKADOM」でも発表させて頂いた通り、総合ランキングは上記の通りです。
[個人的ベスト]
あくまで、ぱっと思いついたランキング。

①曇ヶ原 / 曇ヶ原
②那由他計画/さざきおりてひかりあふれ
③ISILDURS BANE & PETER HAMMILL / In Disquilibrium
④Evraak / Evraak Ⅰ
⑤キクラテメンシス(Kiku Latte) / 「小さな物語」~Stories~
ベストチューン
那由他計画 / Plastic Night
ベストライヴ
KING CRIMSON (11/27 東京国際フォーラム ホールA)
①今年の大躍進バンド筆頭。ハードでテクニカルな演奏と日本語ヴォーカルの叙情。②1stから更にクオリティアップ、塚田円の旺盛な創作意欲と、衰えを知らぬ作曲力に脱帽。③唯一の海外モノ、クリムゾン系のIBと、ハミルの相性抜群、今年はVDGG の年でもあった、と。④ジャパニーズ本格派プログレッシヴ新鋭の1st、ヘヴィ系もキャッチー系も飲み込んだ、傑作。⑤舞うフルート、FOCUS系のみならず、フュージョンやチェンバーの色も有る、イマジナリーなインスト。
【ご挨拶】
ということで、長々とお付き合い頂き、有難うございました。
2021年も、大変な一年でした。お客様に置かれましては、ご来店頂き、誠に有難うございました。また、通販をご利用頂いたお客様にも、感謝申し上げます。
皆様のご健勝と、ご多幸を、お祈りしております。
来る2022年も、更なる強力な品揃えと企画を目指して参りますので、ワールド・ディスクを引き続きご愛顧の程、宜しくお願いいたします。
それでは皆様
良いお年をー。
【お知らせ】
年内の営業は、12/31(金)までです。(時間は通常通り)
新年は7日(金)より営業、吉例:福袋プレゼント有り!