年末恒例企画 「2018年を振り返る」
という訳で、今年もやってまいりました。毎年・年末恒例、「振り返り」企画です。
2018年は世間一般的には「災」の年、という事で、数々の天災(被害に
合われた方には改めて御見舞い申し上げます)も有り、厳しい年でしたが、
こと、プログレッシヴ・ロック界におきましては、いつにも増して充実した年
であったと思います。まずは、いくつか目立ったトピックから。
2018年は、例年以上に、ちょっと無かった程のプログレ系

来日ラッシュ。ざっと思いつく所を挙げてみると、
・ PFM 1/9(火)、1/10(水)、ビルボードライヴ東京
・ STEVE HACKETT 4/7(土)、4/8(日)、CLUB CITTA'
・ LE ORME 5/8(火)、5/9(水)、マイナビBLITZ赤坂
・ HERMETO PASCOAL E GRUPO 5/12(土)、渋谷 WWWX
・ CAMEL 5/16(水)、5/17(木)、5/19(土)、5/20(日)、CLUB CITTA'
・ BAROCK PROJECT 5/23(水)、TSUTAYA O-WEST
・ 「SYMPHONIC NIGHT Vol.3 (ATOLL、MARIO MILLO BAND)」 7/18(水)、TSUTAYA O-EAST
・ SOFT MACHINE 7/28(土)、7/29(日)、ビルボードライヴ東京
・ BALLETTO DI BRONZO 9/14(金)、9/15(土)、新宿Pit Inn
・ MARILLION 9/15(土)、9/16(日)、CLUB CITTA'
・ RENAISSANCE 9/17(月)、9/18(火)、山野ホール
・ DAVE STEWART & BARBARA GASKIN 10/20(土)、10/21(日)、青山・月見ル君想フ
・ CLAUDIO SIMONETTI'S GOBLIN 10/27(土)、CLUB CITTA'
・ GONG 10/31(水)、ビルボードライヴ東京
・ STEVEN WILSON 11/5(月)、11/6(火)、EX THEATER ROPPONGI
・ KING CRIMSON 11/27(火)、11/28(水)、11/29(木)、11/30(金)、12/17(月)、12/18(火)、12/19(水)、渋谷 Bunkamura オーチャードホール
ふうっ。といった所でしょうか。(地方公演は除いてあります)
おかげ様で、幸いな事に、上記の公演のほとんどを観る事が(全日程では有りません。KCは初日だけ)出来ましたが(パスコアル、イルバレ、スチュワート&ガスキンは残念ながら未見です)、どの公演も、観た方なら分かる某アーティスト一組以外は、非常に素晴らしい内容でした(正直に言いますが、我らがマーキー・インコーポレイティドの自社公演ながらATOLLだけは…。でもその分、マリオ・ミーロが良かったですから。)。ベスト・ライヴを選ぶのも悩ましい方も多いのでは?ともあれ、当社主催公演(BAROCK PROJECT、「SYMPHONIC NIGHT Vol.3」)にお越し下さった皆様、誠に有難うございました。
2019年は、2月にYES、3月にWISHBONE ASH、URIAH HEEPの来日が決定しています。楽しみですね!
ライヴという点では、国内/和物のライヴも大充実の一年でした。

例によって、プログレの聖地・Silver Elephantさんには、
私も足しげく通わせて頂いた感じでしたが、私が観た中で
印象深かったライヴは、
・ 「PROG TOKYO 2018 SPRING」(あらんちゃんバンド(仮)、桜庭統、UNREAL CITY)、4/29(日・祝)、吉祥寺Silver Elephant
・ 「PAGAN PROG FEST 2018」(まぼろしペイガンズ、レイナーディーン他) 5/13(日)、吉祥寺Silver Elephant
・ MIZUKI da FANTASIA 6/1(金)、ヤマハ銀座スタジオ
・ Trio ARSNOVA 6/3(日)、吉祥寺Star Pine's Cafe
・ YUKA & CHRONOSHIP 6/30(土)、吉祥寺Silver Elephant
・ 小川真澄バンド 7/12(木)、吉祥寺Silver Elephant
・ ELECTRIC ASTURIAS 7/28(土)、吉祥寺Star Pine's Cafe
・ Trussonic -towa kitagawa trio- 8/29(水)、六本木C*laps
・ 「PROG TOKYO 2018 AUTUMN」(大木理紗、フェイターン、富山優子) 10/4(金)、吉祥寺Silver Elephant
・ 「PROG FLIGHT @HANEDA 2018」(KBB、新●月Project featuring 北山真、Lu7、ACOUSTIC ASTURIAS) 10/6(土)、羽田 TIAT SKY HALL
・ カルメン・マキ&OZ 10/7(日)、CLUB CITTA'
・ SCHEHERAZADE 10/13(土)、吉祥寺CLUB SEATA
・ '87 SENSE OF WONDER 12/8(土)、吉祥寺Silver Elephant
・ ptf / taika 12/15(土)、四谷doppo
ふうっ。といった所でしょうか。わけても、10月の大木理紗~『ほぼ新●月』~マキ・OZ~シェラザード、という流れは強烈でした。伝説的シンガーを続々と体感出来た、凄まじく幸せな期間となりました。ASTURIAS、taika、ユカクロ、trussonic、MIZUKI da Fantasiaなど、レコ発絡みのライヴも多かったのですが、それだけリリースも充実していたという事ですね。
今年の新作群の中にあって、インパクトが強かった一枚が、アルゼンチンのBUBUの40年振りの2nd「El Eco Del Sol(太陽の共鳴)」。とにかく復活というだけでの凄い上、内容もバッチリで二度ビックリ(ベル・アン盤入荷中。未聴の方はぜひ)。アルゼンチンといえば、パブロ・エル・エンテラドールの元シンガー、ホセ・マリア・ブランの新作「パブロの遺産」(実質、後継バンドの1st)も復活作として高インパクト&極上の出来でしたね。
マニアックどころと言うには大物ですが、イタリアで言えば、ジェニー・ソレンティのSAINT JUSTの復活作「Prog Explosion」も、Greatな一枚でした。元は'11年のアナログのみだったアルバムに'18年新録を加えたものですが、アラン・ソレンティのカヴァー(アラン本人がデュエットで参加!)2曲を含む新録4曲を加えてのCD発売、今年の代表タイトルのひとつかと。
全く知られていなかったバンドが40年振りに復活してデビュー作を、というような(ドイツのSEA GOATとか)、『細かすぎて伝わらない再結成』を含めると相当ありますが、よりマニアックな所だと、アメリカのシンフォ・バンドEARTHRISEの新作とかも有りましたねー。
再発系に目を転じてみると、今年目立ったのは、我らがベル・アンティークでも多くのタイトルを国内発売させて頂いた、英のEsotericレーベル。一連のCURVED AIRデラックス再発(ボーナスCD or DVD付)はじめ、PROCOL HARUM 、THIRD EAR BAND、極め付きは、初の公式映像入りDVDが2nd「Bedside~」に付いたGREENSLADE(1st~3rdがリリース済)。グリスレの1stは、色が何かヘンでしたが、全てデジパック、新規リマスター、ボーナス・ディスク付きのデラックス&エクスパンディド・エディション。ブリティッシュ・ファンにはこたえられないリリースが続いており、当分Esotericからは目が離せません。
レーベルという点では、2018年にインパクトを残したのは、フィンランドのSVARTと、ノルウェーのKarisma、Apollonの北欧3レーベル。SVARTは、FINNFORESTの全部入り3CDはじめ、ジャズ・ロックのJUPU GROUPの初CD化を実現するなど、本来の?サイケの枠を超えて活発なリリースが光りました。ノルウェーの「Kのカリスマ」ことKarismaとApollonは、GALASPHERE 347(Karisma)、ARABS IN ASPIC(Apollon)等を出している、ある意味ライバル・レーベル。Karismaの方が、AIRBAGとか、Kscope~PT系好み、ApollonはRiseAbove~Vertigo的、という感じですが、カブっている所も有りますし。2018年は、北欧、わけてもフィンランドとノルウェーのリリースが強かった印象ですが、この3レーベルのおかげなんですね。
例年、これでもかと毎月、手前みそながらスゴイ所を出してくるベル・アンティーク紙ジャケット。今年は、バロック・プロジェクトなど来日関連から、アシュ・ラ・テンペル~アモン・デュールII等ジャーマン再発まで、やはり大充実でした!
[ 1月 ]





BELLE 182852 ゴング / マジック・ブラザー
BELLE 182853 ゴング / カマンベール・エレクトリック
BELLE 182854 ゴング / フライング・ティーポット
BELLE 182855 デヴィッド・アレン / バナナ・ムーン
BELLE 182856 マクソフォーネ / 生命の故郷 (いのちのふるさと)
BELLE 182857 チェレステ / チェレステ
BELLE 182858-9 カヤック / セヴンティーン
[ 2月 ]





BELLE 182868 アフィニティー / アフィニティー
BELLE 182869 ペル・メル / オンリー・ア・スター
BELLE 182870 ペル・メル / モルダウ
BELLE 182871 クリス・ハーウッド / ナイス・トゥ・ミート・ミス・クリスティーン
BELLE 182872 ZNR (ゼッデンネール) / 一般機械学概論
[ 3月 ]





BELLE 182880 ノヴァリス / ブーメラン
BELLE 182881 クラウス・シュルツェ / イルリヒト
BELLE 182882-3 クラウス・シュルツェ / サイボーグ
BELLE 182884 クラウス・シュルツェ / ブラック・ダンス
BELLE 182885 クラウス・シュルツェ / ピクチャー・ミュージック
[ 4月 ]





BELLE 182900-1 クラウス・シュルツェ / タイムウィンド
BELLE 182902 クラウス・シュルツェ / ムーンドーン
BELLE 1828903 クラウス・シュルツェ / ミラージュ ~ 蜃気楼 ~
BELLE 182904-5 クラウス・シュルツェ / エックス
BELLE 182906 バロック・プロジェクト / 神秘なる声
BELLE 182907 バロック・プロジェクト / レブス
BELLE 182908 バロック・プロジェクト / コーヒー・イン・ノイケルン
BELLE 182916 ベン / ベン
[ 5月 ]



BELLE 182917-8 アンソニー・フィリップス / ギース・アンド・ザ・ゴースト
BELLE 182919-20 アンソニー・フィリップス / ワイズ・アフター・ジ・イヴェント
BELLE 182921-2 アンソニー・フィリップス / サイズ
[ 6月 ]





BELLE 182934 アトール / ロック・パズル
BELLE 182935 リンダ・ホイル / ピーセズ・オヴ・ミー
BELLE 182936-7 アンソニー・フィリップス / プライヴェイト・パーツ・アンド・ピーセズ I
BELLE 182938 アンソニー・フィリップス / プライヴェイト・パーツ・アンド・ピーセズ II
BELLE 182939 アンソニー・フィリップス / プライヴェイト・パーツ・アンド・ピーセズ III
[ 7月 ]




BELLE 182959 エニワンズ・ドーター / アドニス
BELLE 182960 エニワンズ・ドーター / エニワンズ・ドーター
BELLE 182961 エニワンズ・ドーター / ピクトルの変身
BELLE 182962-3 エニワンズ・ドーター / ライヴ
[ 8月 ]





BELLE 182974 エニワンズ・ドーター / イン・ブラウ
BELLE 182975 エニワンズ・ドーター / 新星
BELLE 182976 エニワンズ・ドーター / ラスト・トラックス
BELLE 182977-8 エニワンズ・ドーター / ライヴ 1980-83 Vol.1
BELLE 182979 エニワンズ・ドーター / ライヴ 1980-83 Vol.2
BELLE 182988 ピュルサー / ポーレン
BELLE 182989 ピュルサー / ザ・ストランズ・オヴ・ザ・フューチャー
BELLE 182990 ピュルサー / ハロウィン
BELLE 182991 グリフォン / リインヴェンション(再確立)
[ 9月 ]





BELLE 182992 アモン・デュール II / 神の鞭
BELLE 182993-4 アモン・デュール II / 地獄!
BELLE 182995-6 アモン・デュール II / 野鼠の踊り
BELLE 182997 アモン・デュール II / カーニヴァル・イン・バビロン
BELLE 182998 アモン・デュール II / ウルフ・シティ
BELLE 182999 アモン・デュール II / ライヴ・イン・ロンドン
[ 10月 ]





BELLE 183013 ユートピア (アモン・デュール II) / ユートピア
BELLE 183014 ファジー・ダック / ファジー・ダック
BELLE 183015 アモス・キー / ファースト・キー
BELLE 183016 ウインド / シーズンズ
BELLE 183017 ウインド / モーニング
BELLE 183028-9 ヘイケン / ヴェクター
[ 11月 ]




BELLE 183030 ガスリー・ゴーヴァン / エロティック・ケイクス
BELLE 183031 アシュラ・テンペル / ファースト
BELLE 183032 アシュラ・テンペル / セカンド(振動)
BELLE 183033 ティモシー・リアリー & アシュラ・テンペル / セヴン・アップ
[ 12月 ]





BELLE 183047 マリオ・ミーロ・バンド / フォー・モーメンツ完全再現 (ライヴ・イン・東京 2018)
BELLE 183048 ニコラス・グリーンウッド / コールド・カッツ
BELLE 183049 アシュ・ラ・テンペル / ジョイン・イン
BELLE 183050 アシュ・ラ・テンペル / スターリング・ロージ
BELLE 183051 アシュ・ラ・テンペル VI / マニュエル・ゲッチング / インヴェンションズ・フォー・エレクトリック・ギター
BELLE 183052 マニュエル・ゲッチング (アシュラ) / ニュー・エイジ・オヴ・アース
2018年、ニュー・トロルス50周年として、ジャンニ・ベッレーノとの連名「Of NEW TROLLS」として、ライヴ盤「ライヴ 50.0」('17年収録?)をリリースした、ニコ・ディ・パーロ(vo)。IL MITO NEW TROLLSに始まり、ヴィットリオ・デ・スカルディのStoria Dei NT~Leggenda NTに参加、そしてベッレーノ~UT NEW TROLLS組と合体と。そこまでは良かったんですが(?)、困った事に、何と今度は、ヴィットリオと再合体しての、DS-DP NEW TROLLS / 連名作「Due di Noi」が出てしまいました。いや、出来は良いんですけど。純粋にヴィットリオの歌もの新作としても待望&上出来ですが、それにしても、ニコの神出鬼没ぶりは恐れ入りました。トロルス・ファンにはある意味有難い(新作を出させる)存在ですが、人脈や○○トロルスを、どんどん複雑化させていますねー。ともあれ、「ライヴ 50.0」「Due Di Noi」ともに、必聴です。
さて、という訳で、ここからは本題、<2018年ワールド・ディスク 部門別売上ベスト>の発表です。例によって、全て私こと中島の記憶とカンによるものですので、抜け落ちや間違いも有るかと思いますが、大目に見て下さいませ。
『メインストリーム部門』ベスト5





1.) MARIO MILLO BAND / Mario Millo Band Performs "Four Moments" (Live In Tokyo 2018) (Australia)
2.) JOHN HACKETT, NICK FLETCHER / Beyond The Stars (U.K.)
3.) DAVE SINCLAIR / Out Of Sinc (U.K.)
4.) JCM / Heroes (U.K.)
5.) NICO DI PALO, GIANNI BELLENO OF NEW TROLLS / Live 50.0 (Italy)
(次点)STEVE HACKETT / Wuthering Nights : Live In Birmingham (U.K.)
12月20日に出たばかりですが、今年もベスト・ライヴとの呼び声も高い、マリオ・ミーロ・バンドの「フォー・モーメンツ」完全再現ライヴが堂々一位。ジョン・ハケット&ニック・フレッチャーは、ホールズワースばりのギターが素晴らしく、私のフェイヴァリットのひとつでした。4位のJCMは、2018年最大の訃報となってしまった故ジョン・ハイズマンの遺作(ジョン・ハイズマン&クレム・クレムソン&マーク・クラーク)。セルフ・カヴァーも多い、ある意味総まとめといえる一枚で、改めてR.I.P.…。
『Euro / British Rock再発部門』ベスト5





1.) SAINT JUST / Prog Explosion (Italy'11)
2.) GREENSLADE / Bedside Manners Are Extra (Expanded & Remastered Edition) (U.K.'74) CD+DVD
3.) GREENSLADE / Greenslade (U.K.'73) 2CD
4.) CURVED AIR / Phantasmagoria : 2 Disc Expanded Edition (U.K.'72) CD+DVD
5.) STERN-COMBO MEISSEN / Weises Gold (East Germany'79) 2CD
まあ再発ではあるのですが、本来は新譜扱いの?サン・ジュストが一位。(2)~(4)はEsoteric再発もの。(5)シュテルン・マイセンは、なんと4つのヴァジョンをフル収録した2CDエディション。2019年からは、「50周年」ものが出始めそうな予感…ですね。
『シンフォニック部門』ベスト10





1.) TIGER MOTH TALES / Story Tellers Part Two (U.K.)
2.) SYNDONE / Mysoginia (Italy)
3.) BUBU / El Eco Del Sol (Argentina)
4.) ANIMA MUNDI / Insomnia (Cuba)
5.) GLEB KOLYADIN / Gleb Kolyadin (Russia)
6.) JOSE MARIA BLANC / La Herencia De Pablo (Argentina)
7.) ENGLAND / Box Of Circles (U.K.)
8.) ISILDURS BANE / Off The Radar (Sweden)
9.) YESTERDAYS / Senki Madara (Hungary)
10.) FRACTURED DIMENSION / On The Precipice Of Many Infinities (USA)
(次点)THE TANGENT / Proxy
例年、激戦となるシンフォニック部門ですが、今年は以上のような結果に。(1)は、個人的にもベスト・アルバムの、大傑作。CAMELで来日も果たしたピート・ジョーンズの実質ソロ新作です。(5)は、ロシアの耽美派デュオ、IAMTHEMORNINGのピアニストのソロ。プログレです。(7)は25年越し?で完成した2nd。(10)は米のテクニカル・インスト系。
全体的には、例年チャートインしてくるフラキン周辺~ニール・モーズ系が入らず、アルゼンチン、ハンガリー、キューバなど、ある意味辺境系の?アーティストの活躍が目立った一年だったと言えます。
『JAZZ ROCK部門』ベスト5





1.) JUPU GROUP / Ahmoo (Finland'75)
2.) RICHARD HALLEBEEK / One Voice (Holland'18)
3.) LALLE LARSSON TRIO / Ashen Lights (Sweden'18)
4.) THE MUFFINS / Secret Signals 2 (USA'74/'75 rec)
5.) MSM SCHMIDT / Life (Germany'18)
(次点)ACA SECA TRIO / Trino (Argentina'18)
再発ものも、属性の強いものは各ジャンルに振っています。という事で、ジャズ・ロの一位はフィンランドの'70s vlnジャズ・ロック名盤。(4)マフィンズは未発カセット作のCD化。(5)ドイツのプログレ・フュージョンkbd、故A.ホールズワース入りトラック収録。次点は、南米のナチュラル・アコースティック・プログ系トリオ作。未発ものだと、MAGMAの「Marquee Londres 17 Mars 1974」も凄かったですね(J.トップ!)。来日したエルメート・パスコアル関連も色々と出ていました!ブラジル、アルゼンチンは今年も充実!
『AVANT / CHAMBER部門』ベスト5





1.) MATS/MORGAN / Live With Norrlandsoperan Symphony Orchestra (Sweden) DVD+CD
2.) ORCHESTRE NATIONAL DE JAZZ / Concert Anniversaire 30 Ans (France) DVD+CD
3.) ANDY EMLER MEGA OCTET / A Moment For... (France)
4.) SCHERZOO / 04 (France)
5.) VAK / Budo (France)
ONJ等、アヴァン寄りジャズ・ロックは、都合によりコッチに入れました。1位は、お馴染みスウェーデンの超絶天才デュオ。あとは(2)~(5)まで、全てフランス勢。一時に比べると、ちょっと勢いが弱まった気もしますが、まだまだフランスからは目が離せませんね。マグマ/Zeuhl系も、2019年も引き続き出物が多そうです。
『和物部門』ベスト10





1.) ASTURIAS / 天翔 -Across The Ridge To Heaven-
2.) MIZUKI da Fantasia / Rainbow Chasers ~虹を追う人々
3.) YUKA & CHRONOSHIP / Ship
4.) 金属恵比須 / 武田家滅亡
5.) taika / Distant
6.) ptf / The World[s]
7.) Trussonic -towa kitagawa trio- / Mind Universe
8.) NOA / If Tomorrow Comes
9.) 高円寺百景 / Dhorimviska
10.) 烏頭 / Trialogue
(次点)u-full / The Sound Of The Desert
さて、実は今年最も充実していたのは、和物ではなかろうかと。そんな激戦を制したのは、マルチアスの新作にして3部作の完結編(1)。エレアスの新作が2019年1月30日発売予定とのことで、そちらも楽しみですね。MIZUKI、ユカクロ、taika等々、ベスト10のアルバム((10)烏頭はマキシですが)は、いずれも傑作で、ライヴ・コンサートの充実にもつながっていたと思います。2019年も国内シーンから目が離せません。お求めはワールド・ディスクにて!(笑)
(今年も、ジャーマン/サイケ部門、トラッド部門は無しとさせて頂きます。)
『個人的ベスト』
とにかく、「よく聴いた」という点で、



1.) TIGER MOTH TALES / Story Tellers Part Two (U.K.)
2.) taika / Distant (Japan)
3.) JOHN HACKETT, NICK FLETCHER / Beyond The Stars (U.K.)
(番外)上坂すみれ / ノーフューチャーバカンス
昨年も上坂すみれを入れていた気がしますが…実は回数では番外のがトップ!?まあ、御参考までに。
ベスト・ライヴは、本っ当~に悩みましたが、
新●月Project featuring 北山真 (10/6(土)、羽田 TIAT SKY HALL)
とさせて頂きます。ライヴ、リリース共に、大充実の、ハッピーな一年でした!
来たる2019年も、より一層協力な品揃えと企画を目指してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
年内は大みそか31日(月)まで、新年は4日(金)より営業(時間は通常通り)、
大みそかはラスト・デイ・バーゲン、年始は先着で福袋プレゼントあり!お待ちしております!
それでは皆様、
よいお年を。