こんなバンドがブラジルにあったのか!掘り出しモノ的面白さ十分!知られざるブラス入り変態アヴァン・ファンク・ロック・バンド「RELOGIOS DE FREDERICO」の4枚のアルバムが入荷!
「Quatro Centesimos De Semitom」

これは面白過ぎ!ブラジル産、サックス×2、ギター、キーボード、ベース、ドラムスの編成によるアヴァン・ファンク・ロック・バンドの1stアルバム。ゲストでヴォーカルやオーケストラも交えての録音です。明るく屈折した、毒のあるラテン・ポップ~ファンク調から、唐突なまでにシリアスなレコメン~ZAPPA系のインストまで、ある種、ダニエレ・セーペとアヒーゴ・バルナベーの中間を行くような?イメージになっています。こんなバンドがブラジルにあったのか!と驚かされる、掘り出し物的1枚です!「おバカ」度なら本作!?お見逃しなく!
「Chumbo Grosso」

これまで全く知られていなかった、ブラジル産変態アヴァン・ファンク・ロック・バンドの、こちらは03年発表の2nd。ブラス入りの編成による、ダニエレ・セーペとアヒーゴ・バルナベーの中間を行くような、毒の有るサウンドは健在ですが、前作でのミクスチャー色に代わって、本作では変拍子ラテン・ファンク・ロック的な歌物が中心になっております。サイケデリックなギターの存在感も増した楽曲は、一部『Island』期KING CRIMSON + PINK FLOYD的なパートもあるなど、面白味十分です。アヒーゴ・バルナベー周辺リスナーにも特にオススメといえる、これまた快作!「ロック」度なら本作です!
「Faskner」

ブラジルの知られざるブラス入り変態アヴァン・ファンク・ロック・バンドの、06年発表の3作目。明るく屈折した変拍子ファンク色は前作『Chumbo Grosso』を継ぎつつも、歌物主体だった前作に対して、本作は打ち鳴らされるピアノも効いたオール・インスト作品になっており、ある意味でレコメン系に接近しています。ハードコアというよりはラテン・ジャズ寄りですが、X LEGGED SALLY~高円寺百景や、SAMLA MAMMAS MANNAを好む向きも見逃せない、ハイテンションな快作!「レコメン」度なら本作!イケます!
「Cefalus Ne Esquentatum」

ブラジル産変態アヴァン・ファンク・ロック・バンドの、こちらは08年発表の番外編的な?ミニアルバム(9曲入り42分)。バンド名義ですが、ジャケットで併記されているMateus Mapa(vo.fl)と、Gilberto Ribeiro Junior(vo.g)がイニシアチブを取っているようで、従来とは趣を異にする、存分に実験的な作風です。ファンク色は薄く、ルーツ回帰の?王道ブラス・サウンド、アコースティック・アカペラ・コーラスなど、ブラジリアン/北東部系の素材を主にコラージュ。結果的に、エルメート・パスコアルのソロをダニエレ・セーペがリミックスしたような!?珍妙なエクスペリメンタルぶりを感じられる秀作に仕上がっています。
【RELOGIOS DE FREDERICO:myspace】
http://www.myspace.com/relogiosdefrederico