年末恒例企画「2010年を振り返る」
(順不同)
2月
●Richard Sinclair with douBt
●PSP(サイモン・フィリップス)
3月
●IT BITES
●Vashty Bunyan
4月
●OSANNA
●Corrard Rustici
5月
●ASIA
6月
●Eddie Jobson(Ultimate Zero Project)
●STICK MEN
●Hermeto Pascoal e GRUPO
7月
●Allan Holdsworth
●MAGMA/Christian Vander(Solo)(フジ・ロック・フェスティバル)
●ZAPPA PLAYS ZAPPA(フジ・ロック・フェスティバル)
8月
●ONE SHOT
●WISHBONE ASH
●Steve Hackett Band
●RENAISSANCE
●「Progressive Rock Fes 2010」
(Steve Hackett Band/RENAISSANCE/四人囃子)
9月
●Manuel Gottsching/Steve Hillage(METAMORPHOSE)
10月
●URIAH HEEP
11月
●Claudio Baglioni
12月
●Bridget St.John
●THREE FRIENDS
やはり今年の目玉は、8月のプログレ・フェスでしたかね!来年は、何とAREA with マウロ・パガーニが、5月にクラブチッタさんであります!!
≪Mainstream部門 売り上げBEST 3≫
①RENAISSANCE / The Mystic And The Muse(U.K)
②Steve Hackett / Out Of The Tunnel's Mouth(U.K)
③THE ENID / Journey's End(U.K)
メインストリーム/メジャーところの新譜としては、上記三つがダントツ。今年は「ハケット&ルネッサンス来日!」と「エニド復活!」が大きなトピックだったと思います。個人的には、ハケットの単独公演が、演奏の出来は別として、思い入れで今年のベスト・ライヴでした。
≪EURO ROCK/再発部門BEST 5≫
①PFM / Cook【3CD BOX】(Italy)
②SOFT MACHINE / Alive&Well【2CD】(U.K)
③ANYONE'S DAUGHTER / Adonis (Germany)
④V.A / Progressive Italia Gli Anni'70 Vol.6 (Italy)
⑤THE ENID / In The Region Of The Summer Stars【Original Ver/紙ジャケット】(U.K)
再発モノでは、英国ESOTERIC RECORDINGSの健闘ぶりが光りました。特にPFM、SOFT MACHINEは、ド級の未発トラック入りエクスパンデッド・エディションで、圧巻の内容でしたね。イタリアUNIVERSALのBOXものの第六弾は、例のマウリツィオ・ファブリツィオが収録されているもの。ベル・アンティークの紙ジャケットからは、代表としてENIDを。ちなみに今年も、我がベル・アンティークの紙ジャケットは大充実でした(我田引水)。一応、ざっと出たものを見てみると。
1月 :GOBLIN、IL REALE IMPERO BRITANNICO、CHERRY FIVE、ETNA
2月 :美狂乱、天井桟敷「邪宗門」
3月 :CZAR、SECOND HAND、CHILLUM、VICTOR PERAINO'S KINGDOM COME
4月 :CATHEDRAL(USA)、YEZDA URFA、BABYLON
5月 :SFF、COS
6月 :SOLARIS、EAST
7月 :AGITATION FREE、PICCHIO DAL POZZO
8月 :RENAISSANCE、ARACHNOID、TERPANDRE、PENTACLE、AQUARELLE、TRUE MYTH
9月 :THE ENID、CELESTE、CORTE DEI MIRACOLI、ALPHATAURUS
10月:POLLEN、FIFTY FOOT HOSE、BLOSSOM TOES
11月:MANEIGE
12月:ASH RA TEMPEL/Manuel Gottsching
という訳で、詳しくはベル・アンティークのリリース情報ページで。お買い逃しなきよう!(ソラリス、チェレステも流石に売れたなあ…)
http://www.marquee.co.jp/label/bell_antique.htm
≪Symphonic Rock部門BEST 10≫
①FROST* / The Philadelphia Experiment【2CD+1DVD】(U.K)
②ANIMA MUNDI / The Way (Cuba)
③AGENTS OF MERCY / Dramarama (Sweden)
④HASSE FROBERG&MUSICAL COMPANION / Future Past (Sweden)
⑤BIG BIG TRAIN / The Underfall Yard (U.K)
⑥KAIPA / In The Wake Of Evolution (Sweden)
⑦MOON SAFARI / Lover's End (Sweden)
⑧IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE /Il Tempio Delle Clessidre (Italy)
⑨CICCADA / A Child In The Mirror (Greece)
⑩DISTRICT 97 / Hybrid Child (USA)
今年のシンフォニック系、と言えば、やはりTHE FLOWER KINGS周辺の活躍が光りましたね、KARMAKANICとの合同ライヴ・アルバムもリリースした、AGENTS OF MERCY。ハッセ・フレベリのソロ、そして今年出たカイパの新作(フラワーキングス絡みではありますよね?)。選外でしたが、他にも、BROTHER APEやMOTORPSYCHO、SHININGの新作など、北欧勢のパワーには圧倒される機会が多かったです。IL TEMPIO DELLE CLESSIDRE、CICCADA、DISTRICT 97は新人バンド賞(特にDISTRICT 97)
≪German Rock/Psychedelic 部門BEST 5≫
①DZYAN / Mandalas (Germany)
②HYPNOS 69 / Legacy (Belgium)
③OZRIC TENTACLES /Erpland【CD+DVD/再発】 (U.K)
④Klaus Schulze / Big In Japan (Germany)
⑤BETWEEN / Contemplation - Silence Beyond Time【初CD化】 (Germany)
来日も果たしたジャーマン・エレクトロの巨人:クラウス・シュルツェのライヴ・イン・ジャパンBOXがリリースされたのはビックリでしたね(国内盤は既に廃盤ですが、アッサリとドイツ本国のMade In Germanyレーベルから再発されました)。HYPNOS 69は、レトロ・プログレ系で、殆どシンフォニックではありますが、コチラに入れておきました。DZYANも、ジャズ・ロック部門でも良かったんですが…。
≪Jazz Rock 部門BEST 10≫
①HELMET OF GNATS / High Street (USA)
②Lalle Larsson's Weaveworld / Infinity Of Worlds (Sweden)
③PHLOX / Talu (Estonia)
④AD ASTRA / Ad Astra (USA)
⑤ANDRE MARQUES / Da Bague As Avessas (Brasil)
⑥ITIBERE ORQUESTRA FAMILIA / Contrastes (Brasil)
⑦UMO + Pekka Pohjola / Beauty And The Beast【未発ライヴ】 (Finland)
⑧Percy Jones/Scott McGill/Ritchie DeCarlo (USA)
⑨douBt / Never Pet A Burning Dog (U.K)
⑩MASAL / Galgal (France)
通称"ヘル・グナ"ことHELMET OF GNATSが堂々の一位。ラレ・ラーション、AD ASTRAといった、テクニカル/速弾き系も充実していましたが、ユーロと言う点では。エストニアの脅威のジャズ・ロック・バンド:PHLOXが目立ちましたね。アンドレ・マルケス、イチベレ・ツワルギは、エルメート・パスコアル来日にも帯同した二人のリーダー作品。この二作品も、ある意味2010年を代表する(といってもアンドレ・マルケスのこのアルバムは、リリース自体は前でしたけど)傑作でしょう。
≪Chamber/Avant 部門BEST 5≫
①YUGEN / Irridule (Italy)
②RATIONAL DIET / On Phenomena And Existences (Beralus)
③Daniele Sepe / Fessbuk (Italy)
④UNIVERS ZERO / Heresie【再発】(Belgium)
⑤ESKATON / 4 Visions【再発】 (France)
一昔前のCALLIOPEとSYNDONEのごとく、「一緒にやってくる」YUGENとRATIONAL DIETがワン・ツー・フィニッシュ。元祖暗黒系のUNIVERS ZEROの2ndアルバムの再発も(大幅リミックスで)インパクトがありましたね。そのインパクトという点では、奇才:ダニエレ・セーペの新作。リノ・ヴァイレッティ(OSANNA)が歌うAREAナンバーのカヴァーも収録されており、凄いモノがありました。
≪国内部門BEST 5≫
①小川真澄 / Asterisk*
②難波弘之 / グリーン・レクイエム【初CD化/紙ジャケット】
③TinySymphony(いーえるP) / ライズ・オブ・ダーク
④Lu7 / Bonito
⑤Scheherazade / All For One
かの小川文明氏も絶賛する、小川真澄さん。今年の新人大賞とも言うべき、彼女の1stアルバムは大好評でしたね。2010年のワールド・ディスクで秘かなブーム(?)の同人系アイテムでは、まず口火を切ったTinySymphony。昨年に引き続き、3位にランクインです。プログレ系VOCALOID作品、各種入荷中につき要チェックでひとつ。
≪DVD部門≫
①TRANSATLANTIC / Whirld Tour 2010【2DVD+3CD】(USA-UK-Sweden)
②CAMEL / The Opening Farewell (U.K)
③THE ENID / Live At Hammersmith Odeon 1979【DVD+2SHM-CD】(U.K)
④SAGRADO CORACAO DA TERRA / A Historia (Brasil)
⑤Arrigo Barnabe / Ao Vivo
THE FLOWER KINGS関連でもある現代プログレッシヴ/シンフォニック・ロックのスーパーグループ:TRANSATLANTICが堂々のトップ。CAMELの03年さよならツアーを収録したDVDも良かったですね。もう一回だけでも、日本でCAMELが観たくなりました…。
…と、いった感じでしょうか(大ざっぱでスミマセンが…)。今年も充実のリリースが続いたと思います。あと、悲しい話ですが、訃報の話題もありました。モーリス・パート(BRAND X/SUN TREADER)さん、ボ・ハンソンさん、深町純さん、ウーリー・ウォルステンホルム(BARCLAY JAMES HARVEST)さん、キャプテン・ビーフハートさん…改めて、哀悼の意を表します。来日公演の延期(WISHBONE ASH)や中止(キース・エマーソン&グレッグ・レイク、マウロ・パガーニ&フラヴィオ・プレモーリ…とはいえ、来年に期待しましょう!)も結構あった2010年だけに、変な話、観られる時に観ておかないと…という気持ちにもなります。もっとも、それはプログレ系に限らず、ロック界全般に言える事でしょうが…。ともあれ、幸いにも来年も来日ラッシュとなりそうな予感(1月にファン・イベントでのエディ・ジョブソンの来日が、そして5月にAREA with マウロ・パガーニの来日公演が、それぞれ既に決定しております)ですので、なるべくライヴは観ておくようにして頂きたいと思います。年末より、ワールド・ディスクには傑作新着タイトルが続々と入荷中ですので、ベストアイテムの買い逃し分も含めて(笑)、是非店頭にてCDをチェックしてみて下さい!
≪本年度最後のご挨拶≫
という事で、本年度の当店ブログは、今回が今年最後の更新となります。2010年も、ワールド・ディスクをご愛顧頂きまして、本当にありがとうございました!来たる2011年も、よろしくお願い申し上げます。ワールド・ディスク店舗は、年内は無休(13:00~20:00)で営業いたします。大晦日には「ラスト・デイ・バーゲン」という訳で、気合の全品プライス・オフ(委託品など除く)となりますので、いつも通りの目白参りから、お願いいたします!新年は、1月5日 13:00からの営業です。4日が火曜日の為、例年と異なりますので、ご注意ください。商品お買い上げの方に、先着で恒例の福袋プレゼントもあります!という事で、是非そちらもご来店下さい。
それでは皆様、良いお年を!
また来年お会いいたしましょう!