是巨人 & Djamra(どら企画 細胞融合 Wレコ発編) 11月28日(日) 新宿LIVEたかのや ライヴレポート

是巨人 / Djamra
(どら企画 細胞融合 Wレコ発編)
11月28日(日)
新宿LIVEたかのや


korekyojin_djamra_live2010.jpgというわけで、行ってまいりました。どら企画「細胞融合」シリーズ、Wレコ発編。ということで、先ごろ自主で新作4thアルバム『大サーカス』をリリースした大阪のアヴァン・ジャズ・ロック・バンド:Djamra(ジャンラ)と、同じく来年1月に新作4thアルバム『ツンドラ』をリリースする是巨人、という、東西の変拍子インスト・バンド(タイプ的には全く異なりますが)の共演となりました。会場のLIVEたかのや さんには初めて足を運んだのですが、名前からして、もっと居酒屋ライヴハウスっぽい所かと思いきや、小ぎれいなライヴ・スペースといった趣で、シルエレと同じくらいの広さでした(場所は、旧・厚生年金会館のとなりのコンビニのB1F)壁ぞいにイスも出ていたものの、基本的にはスタンディングで、30~40人くらいのお客さんが集まっていました。


≪Djamra≫
djamra dai-circus北村信二(alt-sax)
中来田正晴(b)
福田岳彦(kbd)
榎本明宏(dr)
石川晃(g)


ほぼ定刻通りに、まず登場したのは、大阪のジャズ・ロック・バンドDjamra。東京のバンドでは「る*しろう」との交流が深く、リーダーの中来田氏の姿は、る*しろうのライヴでのゲスト出演などで観ていましたが、バンド自体は今回が初見(スミマセン)。先ごろリリースされ、ワールド・ディスクで絶賛販売中の新作『大サーカス』からの楽曲を中心とした演奏は、これがパワー全開の非常にカッコイイものでした。タイトル・トラック"大サーカス"をはじめ、"こむらがえり" "脱走エレファント" "文明"といったナンバーを、ガッツリとプレイ。サックスをフロントに、ハードコアな疾走感と、骨折ザッピング的な切り返しを多用したアッパーなサウンドは、ZAPPA~X-LEGGED SALLYを思わせるイメージで、個人的には、かつての東京シーンで言えばSOH BAND辺りを思い出しました。一方で、大阪のバンドらしいお笑い/ユーモア・センスもたっぷりで、この時期のライヴの定番?だという"闇鍋(?)"は、まさにギャグてんこ盛りで、ハイライトでしたね~。ロックの名曲をメドレー化したうえ、激リスペクトしているというキダ・タロー先生のものはじめ、数々のCMソングなどをさらに組み込むという、いわばギャグ版NAKED CITY的な大技。同曲は、何とIRON MAIDENの"Phantom of the Opera"から始まり、LED ZEPPELIN"Kashmir"、そしてKING CRIMSON"21st Century Schizoid Man"へという流れ(全部ではありませんが)の中、"カニ道楽" かねてつフーズ"ちくわとかまぼこ" "ドナドナ" "コンドルは飛んでいく" しまいには、"ポニョ"で、最後に"正露丸"で、腹を下しました的オチを付けるという見事なもの。権利関係的なものもありますし、CDなどには入れられなさそうなのが残念です(笑)。ツンツン・ヘアーに闘牛士っぽい衣装でのサックス・プレイはもちろんですが、生ピアノもプレイしたキーボードの福田氏の力量も光る、変幻自在のアンサンブル(トランス・フュージョンからポリリズム・ファンク、ラテンまで)の確かさも相まって、非常に楽しめるステージでした。この日はドラマーの榎本氏が別のライヴと掛け持ちということで、約45分ほどのセット(終了は19:50頃)でしたが、また観たくなる大力演。機会があれば、皆様是非一見を!

korekyojin tundra≪是巨人≫
鬼怒無月(g)
ナスノミツル(b)
吉田達也(dr)


さて、20分ほどのインターバルを経て今度は、東京シーンきっての強者3名による変拍子インストの雄:是巨人が登場…の予定だったんですが、主催者サイドの要望で?20:20頃のスタートにしてほしい、となったようで、それなら…と、急遽、前座のインプロヴィゼーション・バンド(笑)として、同じメンバー3人がステージに上がり、10分間の即興を行なうという、ちょっとしたサプライズも。KING CRIMSON風+空間系+メロディアスなギター、といった趣のインプロは、先に来たボーナス/アンコールのようで、なんだか得した気分になりましたね。さて、ほどなく正式に?演奏がスタートした是巨人、私メは、先立っての8月のONE SHOT来日公演2日目の対バンとして観て以来となりますが、流通の都合で公式には1月12日発売(発売元はバウンディ株式会社)ながら、この日特別に先行販売された新作4thアルバム『ツンドラ』からの楽曲を中心に、流石のド迫力サウンドをたっぷりと約90分に渡り聴かせてくれました。マシンガンの如き手数と爆走する変拍子の嵐の中、エフェクティヴなベースとメロディックなギターが時に複雑に(キメを交えつつ)、時にフリーキーに襲い掛かってくる"Watershed"を皮切りに、ちょっとKING CRIMSON風味で、鬼怒氏の左手タッピングが入る"Xenon"、グルーヴィーでコアな王道是巨人節?の"Yellow Jacket"(スズメバチのことだそうです)、サーフ調の"Zebra Crossing"からノンストップでバラード?の"Vanishing Point"、新作のラスト曲"Abandoned"へという3曲のメドレーあたりに至っては、突き抜けた明るさ(これもまた良し)と、ナスノ氏のMCで言われたところの「ドロドロ系」を横断する、ダイナミック極まる演奏で圧巻でした。そして本編ラストでは、新作のオープニングを飾る、何と三連ハード・ロックなノリで、COIL+RUINS的な?秀曲"Swan Dive"が炸裂。アンコールでは、爽やか&屈折ポリ・リフ系の?代表曲"Jackson"がプレイされ、盛り上がりのうちに終了となりました。全体的には、叩きまくりの吉田氏の変拍子っぷりゆえに「ギター入りRUINS」的なムードも感じましたが、ヴォイスはなく、また、鬼怒氏ならではの、ワウも多用したロックな速弾きも相まって、多彩な曲想になっているあたりは是巨人ならでは。ゴリゴリと驚異的な手数で攻めまくるナスノ氏のベースプレイも特筆モノで、そこはかとなくKING CRIMSONな?テイストは氏の存在によるところが大きいような気がします(そういえば私メは観られなかったんですが、先立って行われたアルタード・ステイツによるKING CRIMSON完コピ・ライヴは、どうだったんですかねー。つまりは、「この3人」のバランスが絶妙に調和した、アグレッシヴで、実は案外キャッチーな変拍子アヴァン・ロックというわけです。それが存分に味わえた、まさに満腹の快演だったと思います。私メも、会場で買いました新作『ツンドラ』は、来年1月12日よりワールド・ディスクでも取り扱わさせていただこうと思っておりますので、お楽しみに!

題名のない音楽会【オーケストラ版「タルカス」】特集、TV放映日が来年2月20日に決定!

classic meets rock tarkus先だって収録が行われた、吉松隆氏の編曲によるオーケストラ版「タルカス」を放送する、「題名のない音楽会」の、放送日が決定いたしました。来年2011年の2月20日(日)にテレビ朝日で、BSでは2月26日(土)、再放送は2月27日(日)の予定とのことです。また、ゲストで何と、マーティ・フリードマンによるラフマニノフ演奏もあるみたいですよ。お見逃しなく!

【八分音符の憂鬱(吉松隆氏ブログ):「題名のない音楽会収録」】
http://yoshim.cocolog-nifty.com/tapio/2010/11/post-188b.html

大阪発アヴァン・ジャズ・ロック・バンド ジャンラ、4年ぶり4作目発表!切り返し炸裂の疾走感溢れる音楽性に、ますますアッパーに、ユーモラスに、そしてハードコアに磨きがかかった痛快作!

Djamra(ジャンラ)
/大サーカス(Circle Of Circus


(CD/Djamra)(Japan'10)(税込\2625)

djamra dai-circus大阪のアヴァン・ジャズ・ロック・バンド:ジャンラの、『紙一重』('06)に続く4年ぶりとなる新作4thアルバム(今回は自主リリース)。サックス、キーボード、ギター、ベース、ドラムスの5人編成による、X-LEGGED SALLY系のアッパーなハードコア・ジャズ・ロックは、更なる疾走感と、目まぐるしい切り返しに彩られた仕上がり。ファンク、ラテン、レコメン(?)…といった様々なテイストを愉快に横断する、まさにジェットコースター的サウンドがエンジン全開の、会心傑作!親交の深いストロベリーソングオーケストラの女性メンバーによるリーディングが入り、騒々しく展開される"犬と猫と人間のブルース"も面白い内容の1曲!持ち前の痛快さにますます磨きがかかった1枚!ボーナス・トラックには、2010年5月29日のJack Lion公演より"紙一重"のライヴ・テイクを1曲収録!

【Djamra:myspace】
http://www.myspace.com/djamra

≪入荷中!≫

紙一重
djamra kamihitoe(CD/POSEIDON)(Japan'06)(税込\2625)
活発な活動を続けている大阪のジャズ・ロック・バンド:ジャンラの3rdアルバム。サックス、ベース、ギター、キーボード、ドラムスの5人編成から繰り出される、ハードコアな疾走感と屈折したユーモアが交錯するダイナミックなサウンドはハイテンション。KING CRIMSON、ZAPPAなどをルーツとしたサウンドは、X-LEGGED SALLYやSOH BANDあたりにも通じるもの。MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTSなどのファンにもオススメ!

イショク~遺伝子の記憶~
djamra ishoku(CD/POSEIDON)(Japan'03)(税込\2625)
大阪出身のハードコア・ジャズ・ロック・バンドの2ndアルバム。サックス、トランペット、ベース、ドラムスの4人編成に、ギター、キーボード、サックスをゲストに迎えての録音。ニューヨーク系レコメン・ジャズ・ロック風の、アグレッシヴかつアヴァンギャルドなテイストが押し出されたサウンドは手応え十分。疾走感のあるリズムと、ワイルドかつ緻密なブラス・セクションの絡みは、時にX-LEGGED SALLYあたりを思わせる、ジャパニーズ・ハードコア・ジャズ・ロックの期待株!

14 Faces Vol.1~Vol.4
djamra 14faces 1djamra 14faces 2djamra 14faces 3djamra 14faces 4
(CD/VITAL)(Japan'97/98/03)(税込 各\1260)
日本のハードコア・ジャズ・ロック・バンド「Djamra」の、ライヴ・アーカイヴ・シリーズ第一弾~第四弾。「Vol.1」は03年5月4日、MELT BANANAと共演した、大阪ファンタンゴでのもの。4人編成にて、アグレッシヴなニューヨーク・レコメンばりの疾走感炸裂!「Vol.2」は、98年6月14日、初期ジャンラのライヴ。ファンク・テイストを押し出しつつも、ノリの良い大道&レコメン的疾走感が快感。ギター入りの5人編成にて。「Vol.3」は、03年7月19日のもの。ゲストでもう一人アルト・サックスを迎え、管楽器×3+リズム隊の編成による、変拍子&キメ炸裂のブラス・ジャズ・ロック。シメとなる「Vol.4」は、最初期に戻り、97年2月15日の山口ポルシェ公演を収録。


≪近日LIVE情報≫

korekyojin_djamra_live2010.jpg11月28日(日)
新宿LIVEたかのや

http://www.takanoya-records.com/live/top/
03-5919-0228

≪出演≫
是巨人
(吉田達也、鬼怒無月、ナスノミツル)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~ruins/

Djamra
(from 大阪)
http://djamra.net/

OPEN 18:30
START 19:00
前売:¥3000
当日:¥3500
(ドリンク別)
※ライヴ当日のみ、是巨人とDjamraの新譜をセットで買うと割引料金となります。

アンディ・ラティマー率いる叙情派プログレの最高峰 CAMELのラスト・ツアーとなった、2003年「Farewell Tour」初日のコンサートを収めたDVD登場!全キャメル・ファン必見の1本!

CAMEL
/The Opening Farewell - Camel Live In Concert


CAMEL The Opening Farewell - Live At The Catalyst(DVD/CAMELPRODUCTIONS)(UK'03収録)(税込\2362)

アンディ・ラティマー(g.vo.fl.kbd)の健康状態の悪化により、ライヴ活動からの引退を表明し、「さよならツアー」と銘打って行なわれたキャメルの2003年のラスト・ツアーより、初日のサンタクラッズ公演を収録(約120分)したDVD。盟友:コリン・バース(b.vo)、最後の日本公演にも参加していたデニス・クレメント(dr)、そして先ごろRENEISSANCEの来日公演にメンバーの一員として参加していたトム・ブリスリン(kbd)をフィーチャーした4人編成で、"Lady Fantasy" "Lunar Sea" "Ice"など、まさにベストな選曲のセットをプレイしています。ラティマー入魂のギタープレイが涙を誘う、全CAMELファン必見の一本となっています。
※国内盤ベル・アンティークより12月下旬入荷予定

≪Members≫
Andrew Latimer(g.fl.vo.recorder)
Colin Bass(b.vo)
Denis Clement(dr.per.recorder)
Tom Brislin(kbd.vo)


【CAMEL PRODUCTIONS】
http://www.camelproductions.com/

遂にリリース!ジョン・ウェットンとの再共演を果たした09年11月のポーランド公演を中心に収録された、エディ・ジョブソン/Ultimate Zero Projectの09年ライヴ・アルバム2枚組!力演です!

EDDIE JOBSON - THE ULTIMATE ZERO PROJECT
/Ultimate Zero Tour - LIVE


ultimate zero project live(2CD/KING RECORDS)(UK etc'09録音)(税込\3800)

延期に次ぐ延期でファンをやきもきさせていた、エディ・ジョブソンのプログレ・トリビュート・バンドである「The Ultimate Zero Project」の、2009年ツアー音源集2枚組アルバム。何と、遂にジョン・ウェットンとの再共演を果たした、2009年11月のポーランドでのライヴ・テイクを中心に収録しており、マルコ・ミネマン(dr)、グレッグ・ハウ(g)、トニー・レヴィン(b)を迎えての、U.K及びKING CRIMSONナンバー(珍しい選曲"One More Red Nightmare(再び赤い悪夢)"入り!)を味わえます。また、トレイ・ガン(touch guitar)、サイモン・フィリップスとマルコ・ミネマンとのツイン・ドラムスによる、ボストンでのMAHAVISHNU ORCHESTRA"Awakening(目覚め)"カヴァーもド迫力。来日公演とは異なるメンバー/曲目が詰まった力演集です!
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