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清水義央とカイコーズ 2月21日(日) 新横浜サンフォニックスホール「それは邂逅であり蚕でもあるが、懐古ではない」ライヴレポート

清水義央とカイコーズ
2月21日(日)
新横浜サンフォニックスホール
「それは邂逅であり蚕でもあるが、懐古ではない」

KAIKO.jpg

というわけで、公約通り(?)行ってまいりました、「清水義央とカイコーズ」ライヴ。御存知KENSOのリーダーとして、長いキャリアを誇る清水氏ですが、今回が初のソロ・ライヴ。KENSO初期の最重要メンバーだった、≪シルエレ・ドラマー伝説の祖≫山本治彦(はるきち)氏との再会を主眼に、以前の25周年ライヴ時のオールド・ケンソーとも異なる、言わばアナザー・ケンソー的な、盛りだくさんの内容を展開してくれました。まずはメンバーを。

清水義央(g/KENSO)
山本治彦(dr/ex KENSO)
石黒彰(kbd/W.I.N.S)
小口健一(kbd/KENSO)
三枝俊治(b/KENSO)


当初のクレジットは、こんな感じだったと思いますが、担当楽器その他については、当日サプライズも色々ありまして、観どころ、聴きどころだらけでしたね。トピックも多過ぎ?なので、まず簡単に流れを記してみます。レーナ・ヴィッレマルク"アグラム"のオープニングSEに導かれて、まずは異例のギターソロからスタート。オリジナル・フレーズに"悪魔の呪文"などをチラーリと織り込んだ、清水さんらしいもので、普段とは違うぞ、という幕開け。メンバーが出てきて、初っ端からケンソーの2ndの隠れた名曲"はるかなる地"へ。注目の山本氏も、ドラムをプレイするのはオールド・ケンソー以来かと思いますが、全く問題なし。続く"麻酔 Part.2"と併せて、一気に82~83年シル・エレ気分へといざなってくれました。"はるきち6/8"は、山本氏のソロ・アルバムに入っている曲で、まさに8分の6拍子の、メロディアスなプログレ・フュージョン曲。そして前半のサプライズ?として、「メドレーではなく、巡礼」(清水さんMC)の、プログレッシヴ・ロック名曲カヴァー。前回のケンソーLiveでMCネタにしていた落とし前として?の"Exiles"では、石黒氏が何とエレクトリック・ヴァイオリンをプレイ。まさか清水さんのコレが聴けるとは…と言う"Firth Of Fifth"ギターソロ、突っ込み/ハシリはないのに、グルーヴ感の出てくる山本氏のドラムと、オルガン/ピアノ/ミニモーグ/メロトロン音などを主に担当の石黒氏のキーボードも冴えていた"Tarkus"へと、レアでした!その石黒氏の作曲による(ひょっとして未発表の?)"Big Crunch"は、ちょいツェッペリンな?ハードロック風味も入ったヘヴィ・プログレ・ジャズ・ロック。ここでもヴァイオリンがプレイされ、ギターソロもハードに決まっていました。そして第一部のラストは、三枝氏のリクエストによる、ジョン・レノン曲"Cold Turkey"。何と三枝氏がヴォーカルをとり、コーラスを清水さんが付ける(!)とう、これまた非常に珍しい演奏で盛り上がって、第一部終了。この時点でほぼ一時間半が経っていました。

約15分ほどの休憩をはさんで、第二部がスタート。冒頭、清水氏のギター・テクニシャンにして、DVD『プログレッシヴ・ロックの作り方』のジャケの赤いストラトも製作した志村さんがピンでステージに登場。"ロック・ミー・ベイビー~♪"と演り始めて、オイオイ、と客席通路から清水さんが突っ込みながら入ってくる、バンドがノってブルースを演奏するも、小口さんがソロでハズして、「ブルースじゃないじゃん!」→すかさずヌンチャクで"アチョーッ!"→「それはブルース・リーだよ!」というオチまで持っていく、コミック・バンドな演出にはドギモを(笑)抜かれました。清水さんが大好きだったというドンキー・カルテットの名前を、すかさず客席から教えた?難波弘之さんも流石でした(笑)。サプライズは続いて、山本さんへの感謝状として、同氏の曲で清水さんのフェイバリットなのに、当日演奏予定はなかったハズの"ひとりごと"(で表記はいいのでしょうか?違ってたらスミマセン)を、山本氏のヴォーカルで急遽プレイするという、山本氏への公開ドッキリが。小口氏がドラムスに回って、しっかりと、叙情ポップス・ナンバーを歌ってくれました。当日、コアなケンソー・ファンと共に駆けつけた、コアなはるきちファンにも嬉しいプレゼントだった事でしょう。ちょっとマジメに戻って、山本氏が叩くのは初めてと思われる『夢の丘』ナンバー2曲。本日快調の小口さんのシンセ系ソロが、やはりカッコ良かったです。続いても、お楽しみのカヴァーで、清水さんが、かつて佐橋俊彦氏に「これイイよ」と紹介されて以来お気に入りという、キース・ジャレットの曲。ここは、まさにジャジーな石黒氏のピアノの中心としつつ、ケンソーっぽくもあるアレンジが心地良かったですね。ライヴもいよいよ佳境、この日のハイライトとなったのが、通称:サード・アルバムからの山本曲"Turn To Solution"(原題の?"JIGSAW"の2010年アレンジ版として)、及び"Power Of The Glory"。好作であるサードから、珍しい2曲が聴けたのはラッキーでした。本編のシメは、前回ケンソーでもプレイされた"さよならプログレ"。この曲を、山本氏のドラムスヴァージョンで、また聴けるとは…。小口→石黒→清水、のソロ回しも最高潮で、華々しく本編は終了しました。
KENSO III

大サービスはアンコールでも炸裂!かつて80年代のシル・エレ・ライヴのアンコールで一回演ったという"サンダーバードのテーマ"変拍子アレンジ(By 山本氏)版に、まずビックリ。当時も使った?おそろいのサンダーバード帽子を全員被っての演奏は、観るも聴くも楽しさいっぱい。そしてオーラスには「最大のリスペクトを込めて」(清水氏MC)、ついに来たか、の、PFM"原始への回帰"!歌メロはギターで再現するアレンジでしたが、石黒氏がヴァイオリンとメロトロン音を繰り出して、熱く迫る圧巻の演奏でした。最終的には、トータル約3時間に及ぶ、極めて濃密なライヴとなりました。

私個人の事前の予想だった、『オールド・ケンソー + 趣味のカヴァー』という線は、当たらずも遠からずという感じでしたが、「懐古ではない」うんぬんはさておき、清水さんが言うところの「とにかく楽しいライヴが演りたかった」という想いは、200%達成されたのではないでしょうか。其の言葉が最も印象的に残りましたし、確かにKENSOのライヴも楽しいけれども、シリアスゆえの制約もある…普段だったら一部のお客には怒られそうな(笑)カヴァーも演ってみたい…という感じと想像される(勝手でスミマセン…)、もうひとつの清水ワールドが味わえました。山本氏との再会で、ひとつの原点確認も成されたのではないでしょうか。こういう場は、もっと前からあっても良かったですし、今後もあっていいと思います。良い意味でガス抜きもして、また新たにケンソーを続けて行っていただければ、ファンも望むところでしょう。実際、この日は観客のみなさんも幾分リラックスしていて、とにかく楽しんでいる感じでしたし、私も、もちろん大いに楽しませていただきました。細かい演奏のミスとかは置いといて、ひとつのイベントとして、エンターテインメント性も含めて、素晴らしかったです。出演者の皆様、スタッフ関係者の皆様、お疲れさまでした!とにかく一言、イイものを観させていただきました!

≪セットリスト≫

[第一部]

1:清水義央ギターソロ(オリジナル及び有名ロック曲)
2:はるかなる地へ
3:麻酔 Part.II
4:はるきち6/8(正式名:ハチロク?/山本治彦 作曲)
5:聖地巡礼メドレー:(Exiles~Firth Of Fifth~Tarkus)
6:Big Crunch(石黒彰 作曲)
7:Cold Turkey(ジョン・レノン曲)

[第二部]

8:ブルース「ロック・ミー・ベイビー」
9:ひとりごと[山本治彦 作曲&ヴォーカル サプライズ]
10:月の位相 II~心の中の古代
11:Country(キース・ジャレット『My Song』収録曲)
12:JIGSAW(山本治彦 作曲 "Turn To Solution")
13:Power Of The Glory
14:さよならプログレ

[Encore]

15:サンダーバードのテーマ[山本氏による変拍子アレンジ]
16:Four Holes In The Ground(PFM カヴァー)

ACOUSTIC ASTURIAS 2月20日(土) 江古田Buddy ライブレポート

ACOUSTIC ASTURIAS
2月20日(土)
江古田Buddy

Acoustic_Asturias.jpg

昨年12月に行われたエレクトリック・アストゥーリアスのライヴから約3ヶ月。アコースティック・アストゥーリアスの、昨年の5月以来、実に9ヶ月ぶりとなるライヴに行ってまいりました。中島店長は今回都合によりライヴに行けなかったため、僭越ではありますが、ワールド・ディスクスタッフでありますわたくし 中田がライヴのレポートをさせていただきます。

期待で膨らむ中、定刻通りのスタート。ステージ左より右にかけて、川越好博氏(Piano)、テイセナさん(Violin)、筒井香織さん (Clarinet/Recorder)、大山曜氏(Guitar)という並びで、まずは"神の摂理に挑む者たち"、そして「この曲の演奏に初めて触れる人は必ずつまづく」という難曲"かげろう"へ。急遽代役のテイさんは練習期間も短かったとのことでしたが、前回のエレアスでのライヴと同様、安定感とキレを兼ね備えた素晴らしいプレイを披露していました。シャープなリコーダーサウンドやソフトな暖かみのあるクラリネットサウンドでリードしていく筒井さん、情感豊かなフレーズやカッティングでバッキングを支える川越氏、大山氏、この一体となったアンサンブルがアコアスの魅力のひとつであることも改めて感じさせてくれます。中盤から、大山氏の古くからの友人でもあるパーカッショニストの中島オバヲ氏が加わり、今回のライヴにおける眼目へ。「パーカッションが入ると一体どのような効果が生まれるのだろうか?」という期待感は、そのまま一気に爽快感へと変わりました。適度な緊迫感の中にも開放感溢れる"黄源の舞"、情熱的で鋭いアンサンブルが展開される"邂逅"、前へ前へと押し進んでくる熱さを孕んだサウンドには、感情だけでなく体も揺れ動いてしまいます。切なくしっとりとした"ルミナス・フラワー"でクールダウンしつつ、じわりと残る余韻を残したまま、第一部は終了いたします。

休憩を挟んで、第二部では、新曲"命を繋ぐ水"が初披露。「民族的」と大山氏のMCにもあった通り、トラディショナルな風味もたっぷりで、またプログレ的テイストも感じさせる楽曲でありました。また、オバヲ氏のパーカッションをフィーチャーして繰り広げられる大曲"Marching Grass on the Hill"も実に印象深かったです。そして最後には、いつも北海道からアストゥーリアスのライヴを観にこられているという方への感謝も込めて、ライヴでは久々の演奏となる"Ryu-Hyo"で第二部は締めくくられました。今回のアンコールでは、GENESISのあの名盤『Foxtrot』に収録されているアコースティックな小曲"Horizons"を、大山氏がソロでカヴァーするという一幕も。エレクトリック・アストゥーリアスも参加が決定しております、4月に行なわれるポルトガルのプログレ・フェスティバル【Gouveia Art Rock】の大トリに出演するバンドがスティーヴ・ハケット・アコースティック・トリオであるということに絡めての趣向だそうで、彼に捧ぐ意味合いも込めてのカヴァー演奏は、ちょっとした嬉しいサプライズでありました。

しっとりとしていながら、パーカッシヴな躍動感も加わったことでパワフルなテイストも感じさせるサウンド。アコースティック・アストゥーリアスの、またひとつ新たな可能性と魅力を発見できる一夜であったと思います。心行くまでサウンドに浸り、堪能させていただきました。そして皆さん、どうもお疲れ様でした!4月のポルトガル遠征に先駆けて、3月27日には吉祥寺 Star Pine's Cafeで海外遠征の壮行会も兼ねてのエレアス、KBBとのジョイント・ライヴが控えているということで、まだまだアストゥーリアスの活発な攻勢からは目が離せませんね!


≪セットリスト≫

1:神の摂理に挑む者たち
2:かげろう
3:凍てついた記憶
4:Legend
5:黄源の舞
6:邂逅
7:ルミナス・フラワー

8:ユハンヌス
9:ベタ・スプレンデス
10:Perpetual Motion
11:命を繋ぐ水
12:迷いの森
13:Marching Grass on the Hill
14:Ryu-Hyo

Encore
15:Horisons(GENESIS カヴァー)
16:Distance

Encore 2
17:黄源の舞

WORLD DISQUE SALES CHART 1月

【WORLD DISQUE SALES CHART 1月】

1:ITIBERE ORQUESTRA FAMILIA/Constrates
itibere orquesta familia_contrastes

2:douBt/Never Pet A Burning Dog
douBt_Never Pet A Burning Dog

3:ESKATON/4 Visions(+4)
ESKATON_4Visions.jpg

4:BIG BIG TRAIN/The Underfall Yard
big big train_the underfall yard

5:MASAL/Galgal
masal galgal

6:KARNATAKA/The Gathering Light
karnataka_the gathering light

7:XING SA/Creation De L'Universe
Xing Sa_creationdeluniverse

8:PANIC ROOM/Satellite
Panic Room_Satellite

9:BELIEVE/This Bread Is Mine(デジパック)
BELIEVE_this bread is mine

10:KINETIC ELEMENT/Powered By Light

kinetic element_powered by light

クラウス・シュルツェ来日公演に、お求めやすい3階席チケットが急遽発売決定!

公演まであと1か月を切りました、クラウス・シュルツェ来日公演。
1階席、2階席のチケットに、さらに、お求めやすい3階席のチケットが
急遽発売決定いたしました!


3階席
前売 ¥4500
当日 ¥5000


当店では2月24日(水)よりチケット取扱いを開始いたします!
是非是非ご利用ください!



KLAUS SCHULZE
Tokyo Tower Wax Museum Presents
クラウス・シュルツェ ジャパン・ライヴ 2010


klausSchulze03.jpg


3月20日(土)
OPEN 14:00 / START 15:00

3月21日(日・祝)
OPEN 18:00 / START 19:00

東京国際フォーラム ホールC

【1階席、2階席】
前売 ¥10000(税込)
当日 ¥11000(税込)

【3階席(NEW!)
前売 ¥4500(税込)
当日 ¥5000(税込)
2月24日(水)より当店でもチケット取扱いを開始!

全席指定

公演問合せ:キャプテン・トリップ・レコーズ
03-5355-5698
プロフィール

店長 中島俊也

Author:店長 中島俊也
★WORLD DISQUE店長の中島です。
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当店は全世界屈指の品揃えのユーロ・ロック、プログレッシヴ・ロックの専門店です。新品から中古まで、CD/DVDも豊富な品揃えで皆さんをお待ちしています。ほとんどの商品を試聴できます!!

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TEL:03-3954-4897 (通販)
FAX:03-3954-9563 (共通)
※通販の電話受付時間は平日の15時~18時までとなります。


■営業時間■
店舗と通信販売は営業時間帯、定休日が異なります。ご注意下さい。

<店舗>
■月、金、土曜日
13:00~20:00
■日曜日・祝日
13:00~19:00

※火、水、木曜日は定休日です
(祝日の場合は営業)。


<通信販売>
■月~金曜日 
15:00~18:00
※土・日・祝日は定休日です。

詳しくはここもしくは、カテゴリ内「WORLD DISQUEとは」をご覧下さい。

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