そんなこんなで、2009年も残すところあと数日となりました。恒例
「今年を振り返る」企画をやって今年のブログ更新を締めくくりたいと思います。ジャンル/部門別にベスト5(もしくはベスト10)セールス品を挙げつつ、トピックも絡めていきましょう。例によって、チャートは全て私のカンです。ド忘れ物もあるやも知れずですが、あくまで大ざっぱに、ということでご容赦ください。
まずは売上げBEST10の前に、
今年の来日関係をば。
◆アラン・ホールズワース
2/6~7 STB139
◆ウェットン/ダウンズ
2/11~12 ビルボードライヴ東京
◆サイモン・フィリップス
3/12~13 STB139
◆スチュワート&ガスキン
3/20~22 月見ル君想フ
◆MAGMA
5/27~28 渋谷O-EAST
◆UKZ
6/8 九段会館ホール、6/11 STB139
◆IT BITES
7/3 渋谷 O-EAST
◆ジェフ・リー&ユミ・ハラ
7/3 江古田フライングティーポット
◆KOTEBEL
7/19 シルヴァーエレファント、7/20 GB
◆GONG、SYSTEM 7
7/24 フジロックフェスティバル
◆LACRIMOSA
7/29 渋谷Club ASIA P
◆TANGERINE DREAM
9/5 伊豆「Metamorphose」フェス
◆THREE FRIENDS
9/19~21 月見ル君想フ
◆ALAMAAILMAN VASARAT
10/2~3 DUO MUSIC EXCHANGE
◆テリー・ボジオ
11/20~21 STB139といった感じでしょうか、日程は東京中心です。あと、私は行けなかったですが、9/13~14に
エグベルト・ジスモンチも来ておりました。おかげ様で、ここに挙げたライヴは、ほとんど(フェス物は除き)観ることができましたが、話題性、印象度という点ではUKZがダントツ(マルコ・ミネマン、凄かった…)内容でいうとMAGMAの2日目、マニアックなお楽しみという点ではKOTEBELでしょうか。もちろん、GGマニアの皆様にはTHREE FRIENDSも感涙モノでしたでしょうし…。日本勢も沢山観させていただき、特に8月のKENSOと、12月のELECTRIC ASTURIASは印象的でした。本ブログで色々とレポートさせていただきましたので、ご参照くださればと思います。ジャンル外のライヴでは、個人的べストは11月のDEAD END、あとTHE WHOとか。今年も充実したライヴ生活(?)を送れました。チッタさん企画がお休みだったのは残念でしたが、来年4月にはオザンナが!また、2月にはリチャード・シンクレア、サイモン・フィリップス、3月にはクラウス・シュルツェとIT BITES…と続々来日が決定、来年は、更に盛り上がることを祈りましょう。
●R.I.Pトピックというには悲しいですが、今年お亡くなりになった方々。
ラーシュ・ホルメルさん(SAMLA MAMAS MANNA '08 12/27)
スティーヴ・ゴアさん(RASCAL REPORTERS 3/14)
ヒュー・ホッパーさん(SOFT MACHINE 6/7)
チャーリー・マリアーノさん
ピム・クープマンさん(KAYAK 11/23)やはり、ホルメル氏とホッパー氏の不在は辛過ぎます。亡くなった方々の、ご冥福をお祈りいたします。来年は、悲しきニュースの無き事を…。
●イタリアモノ、充実!ウチの会社から出た、ゴイスーなイタ本
『イタリアン・プログ・ロック』に合わせてか?LATTE MIELE新作、伊Universal LE ORMEボックス、ベル・アンティーク紙ジャケット(BIGLIETTO PER L'INFERNO 、GIGANTI)等など…イタものブーム状態でしたね。オルメ箱とか、まだ在庫ありますんで、お早めにどうぞ!
●フィンランドモノ、充実!店ビラでも特集いたしましたが、シンフォのみならずで、フィンランドモノが今年は豊作でした。PAIDARION、MIST SEASON、ORRENMAA BAND、AGNES、そしてALAMAAILMAN VASARAT…北欧パワーを感じさせる充実ぶり。
●ベル・アン紙ジャケ、大好評手前ミソながら、ベル・アンティークの紙ジャケット/SHM-CDシリーズが大好評でした。
(1/16)ジャン・リュック・ポンティ(2月)EELA CRAIG
アモン・デュールII(2/25)
(3/25)アラン・ホールズワース
WIGWAM
ASIA MINOR
エドゥアルド・アルテミエフ(4/25)JURVERNE
Laurent Thibault
IVORY
BACAMARTE(5/25)U.K.
ミヒャエル・ローター(6/25)VISITORS
SHYROCK(7/25)TRANSIT EXPRESS
デヴィッド・ローズ
WAPASSOU
(8/25)THE BOOK OF AM
エマニュエル・パルナン(9/25)KAIPA
SAN MICHAEL'S(10/25)ITOIZ&ITZIAR
BIGLIETTO PER L'INFERNO
METAMORFOSI
GIGANTI
PROCESSION(11/25)MONA LISA
(12/20)CAMPO DI MARTE
ルチアノ・バッソふぅっ…。どーです?お買い逃しなきよう、年末年始にワールド・ディスクで要チェック!来年1月は
GOBLIN祭りからスタートですよ~!
●注目レーベル出現ワールド・ディスク的には、WHITE WILLOWのルポ氏とWOBBLERのフロイスリー氏が設立した、
Termoレーベルに注目。ウォブラーの2nd(良かった!)、THE OPIUM CARTEL、RHYS MARSH AND THE AUTUMN GHOSTと、良作を送りだしてくれました。今後のリリースにも期待しましょう!あと、ASTRA、DIAGONAL、LITMUSと、コチラ向きのレトロ・プログレ新鋭を(メインではないとはいえ)出してくる、リー・ドリアン先生のRise Aboveレーベルからも、目が離せません!
●FLOWER KINGS周辺&ニール・モーズ祭り秋から冬にかけて、再結成TRANSATLANTICの新作を目玉に、周辺リリースが相次ぎました。3rd WORLD ELECTRIOC、ラレ・ラーション(WEAVEWORLD)、トマス・ボディーン(EGGS&DOGS)、ニール・モーズの3枚組ライヴ、3 RIVERS PROGRESSIVE FESのDVD…おっと、AGENTS OF MERCYも今年のリリースでしたね。フラ・キン一派からは離れたとはいえ。THE TANGENTまで参戦してきて、傑作・力作がズラリ。今年の後半はワールド・ディスクで祭り状態でした。
●遂にブレイク!マルコ・ミネマンUKZの来日公演で観客のド肝を抜いた超絶ドラマー:
マルコ・ミネマン。ソロ作『Catspoon』はじめ各種作品がベル・アンティークより国内発売。EURO ROCK PRESSにもインタビューが載って、大いに話題を集めました(スラッシュ・メタル・バンド:KREATORのサポートドラマーとしての来日(9月のTHRASH DOMINATION)もありましたね)。今年のブレイク賞は彼でキマリでしょう(カムバック賞はジョブソン先生で)。
…さて、お待たせいたしました。2009年ワールド・ディスクの、ジャンル別売上BEST5 or 10です(全部私のカンによるものです)。長くなっちゃったんで、トピックは前にまとめた分でOKにしてください。
●2009年ワールド・ディスク ジャンル別売上BEST5~10≪メインストリーム部門≫1:UKZ/Radiation[EP]
2:GENTLE GIANT/Stockhoim '75
3:BOYS CLUB/Live From California
4:Steve Hackett/Out Of The Tunnel's Mouth
5:OSANNA&David Jackson/Prog Family▼UKZは、今年を象徴したリリース。GGは未発集なんで反則ですケド、THREE FRIENDS来日記念で。出たばっかりですが入選のハケット先生新作も、出来が良かった!オザンナ、祝・来日決定!
≪シンフォニック・ロック部門≫1:TRANSATLANTIC/The Whirlwind
2:LITTLE TRAGEDIES/Cross
3:WOBBLER/Aftergrow
4:DELUGE GRANDER/The From Of The Good
5:AGENTS OF MERCY/The Foding Ghosts Of Twilight
6:IQ/FREQUENCY
7:ENGLAND/[4 Tracks EP]
8:LATTE MIELE/Marco Polo
9:THE TANGENT/Down And Out In Paris And London
10:KNIGHT AREA/Realms Of Shadows【惜しくも選外】FLAMBOROUGH HEAD、ASTRA、トマス・ボディーン(EGGS&DOGS)、SYZYGY、BEARDFISH、RIVERSIDE、EUREKA、KAYAK、MANDALABAND III etc...
▼店ビラなどで、タイミングが合わなくて大きく扱えなかったんですが、ロイネ・ストルトのAGENTS OF MERCYは、かなり評判となりました。IQなど、ヴェテランの力作も多かった一方、FLAMBOROUGH HEAD等のオランダ勢の活躍も光りましたね。ENGLANDは会場売り限定の先行CD-R、本チャンは来年ちゃんと出るんでしょうか?
≪再発部門≫1:DUNCAN MACKAY/Chimera
2:BIGLIETTO PER L'INFERNO/Biglietto Per L'inferno(SHM/紙)
3:GIGANTI/Terra in Bocca(SHM/紙)
4:HATFIELD&THE NORTH/Hatfield&The North 、The Rotters Club
5:SLOCHE/1st、2nd【惜しくも選外】JANE RELF、Neuschwanstein/Alice、Equipe 84/Sacrificio、MIAボックス、FERMATA、BACAMARTE紙ジャケット etc…
▼今年のリイシュー物は、ダンカン・マッケイがダントツでした。初CD化ものとしては、ケベックのSLOCHEの健闘が光りますね。
≪ジャーマン/サイケ部門≫1:KLAUS SCHULZE/La Vie Electronique 1~4
2:Michael Rother/紙ジャケット5タイトル
3:THE BOOK OF AM/The Book Of AM(SHM/紙)
4:OZRIC TENTACLES/The Yum Yum Tree
5:IBLISS/Supernova▼クラウス・シュルツェ大先生は、4枚まとめてというのが反則ですが(笑)、祝・来日!で堂々の1位。サイケに関しては、今年はやや不作気味でしたが、来年に期待しましょう!
≪ジャズ・ロック部門≫1:MAGMA/Emehntehtt-Re
2:3rd WORLD ELECTRIC/Kilimanjaro Secret Brew
3:アラン・ホールズワース&アラン・パスクァ/Blues For Tony
4:ORRENMAA BAND/Make My Day
5:TRANSIT EXPRESS/紙ジャケット3タイトル
6:デヴィッド・ローズ/紙ジャケット3タイトル
7:MIST SEASON/1st、2nd
8:MORGLBL/Jazz For The Deaf
9:ANDY EMLER MEGA OCTET/Crouch、Touch、Engage
10:SEBASTIAN CORNELISSEN/U-Turn▼2009年という意味では、来日と併せて、MAGMAの新作でキマリでしょう。フィンランド勢も目立ちます。アヴァン寄りのところでは、アンディ・エムラーが素晴らしかったですね。
≪チェンバー/アヴァン部門≫1:PRESENT/Barbaro(ma non troppo)
2:HENRY COW/40th Anniversary Box
3:サイモン・スティーンズランド/Fat Again
4:INDUKTI/Idmen
5:RATIONAL DIET/At Work
6:DOUBLEYOUSEE/Playing In Tongues
7:LALE LARSSON'S WEAVEWORLD/Lale Larsson's Weaveworld
8:FLAT EARTH SOCIETY/Cheer Me、Perverts!
9:ALAMAAIMAN VASARAT/Huuro Kolkko
10:マルコ・ミネマン/Catspoon▼ベル・アン国内盤も入荷したプレザン、堂々のトップ・未発表モノとしては今年のベストと言えるヘンリー・カウBOXも凄かったですね。ウォーレン・クックルーロの⑥は、テリー・ボジオのドラムに圧倒されまくり。③のモルガンもそうですが、全体に、超絶ドラミング(カトラーも!)系が目立って、豊作の一年でしたね。
≪トラッド・フォーク部門≫1:JUDY DYBLE/Talking With Strangers
2:SECRET GREEN/To Wake The King
3:エマニュエル・パルナン/Maison Rose(SHM/紙)
4:ロリーナ・マッケニット/地中海コレクション
5:Troy Donockley/The Madness Of Crowds▼クリムゾン一味(笑)大挙参加の①が目立ちました。②は、むしろシンフォニックだと思います(元THE ENID!)が、こちらに入れておきました。
≪国内バンド/アーティスト部門≫1:岸倫仔/Go Places!Linnko!
2:KENSO/Sparta Naked
3:TinySymphony/MRHフィーチャリング ボカロファミリー ライズ・オブ・ダーク
4:高津昌之/信号
5:ARS NOVA/Seventh Hell▼2009年は、岸倫仔さんがトップ。ワールド・ディスク的には、爆発的な?ヒットとなり、同人アイテム拡大の火付け役となった③(VOCALOIDがEL&P!)がポイント高かったですねー!
≪DVD部門≫1:RENAISSANCE/Song Of Scheherazade
2:OPUS AVANTRA/Viaggio Immaginario - Live In Tokyo
3:ジョン・マクラフリン・アンド・フォース・ディメンション/Live @ Beograd
4:KANSAS/There's Know Place Like Home
5:Go To HongKong/初陣大演唱曾 【惜しくも選外】Van Der Graaf Generator/Live At Paradiso
▼そういえば、マクラフリン&チック・コリアの来日って今年でしたっけ?ブルーノートと言えば、ジャック・ブルースも観たなあ、と。話を戻して、中嶋一晃氏の⑤も印象的でしたね。あと、番外ですけど、ビート・クラブDVD-BOXが凄かった!!PALがOKなら、ブリティッシュ・マニア必見の内容盛りだくさんですぞ!
…さて、というわけで、大まかではありますが、今年を振り返ってみました。皆様は、充実したプログレ・ライフを送っていただけましたでしょうか?
★おまけ≪個人的BESTアルバム5選≫1:THE TANGENT/Down And Out In Paris And London
2:DUNCAN MACKAY/Chimera
3:MAGMA/Emehntehtt-Re
4:WOBBLER/Aftergrow
5:DEAD END/Metamorphosis≪ベスト・ライヴ≫DEAD END 11月28日 渋谷AX≪話題賞≫UKZ≪プレイヤー賞≫マルコ・ミネマン…という感じで、~賞とか、やり始めるとキリがないんでこの辺で(笑)。DEAD ENDは、ジャンル外ですが、個人的には、どうしても入れたかったもので、ご了承くださいませ。
……さて、長々とやってきましたが、店長ブログの2009年は、今回でラストです。当ブログにお付き合いいただいた皆様、とりわけ拍手を入れて下さった方々(笑)、本当にありがとうございました!今年以上に充実したプログレ・ライフとなるよう、ワールド・ディスクは来年も頑張ります。本ブログともども、御贔屓のほど、よろしくお願いいたします!!「来年も店長ブログをよろしく!」と言いつつ、お店の方は
大晦日まで無休、新年は4日(月)から営業となりますので、店頭でお待ちしています。大晦日は
'09年ラスト・デイ・バーゲン(一部除いて全品プライス・オフ!)初売りは恒例の福袋プレゼントありですよ!!(また、5日は火曜なのでお休みです、スミマセン)
ひとまず、皆様へご挨拶を。
2009年も、ワールド・ディスクをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
2010年も、さらに強力な品揃えと企画を目指してまいります。
皆様、よろしくお願いいたします。それでは!!よいお年を――ワールド・ディスク