LARS HOLLMER TRIBUTE LIVE6/17(水)秋葉原CLUBGOODMAN

故ラーシュ・ホルメルさんをしのんで、SOLAを始めとする、ゆかりの面々が登場した、この日のライヴ。賑やかに、楽しくという、如何にもラーシュに相応しい雰囲気で、改めて氏の残してくれた音楽と人の素晴らしさを実感できました。
トップバッターは、ラーシュ来日時に共演したPOCHAKAITE MALKO。選曲は普段の凝縮版という感じでしたが、ラーシュと共演したサムラの未発大曲“イコーリエン”のフレーズを挿入した心憎いアレンジも。初めbが今一歩出ていなかった音のバランスもすぐに改善され、壷井さんのキレたvlnプレイで何度もクライマックスを演出してくれました。荻野氏のkbdも絶好調で、また次の機会には、ワンマンでじっくり見たくなる、迫力の40分でした。
続いては、SOLAのメンバーでもある、吉田達也先生による<SAMLA ALONE>いわゆるルインズ・アローンと圧縮メドレー芸をあわせたもので、ドラムを叩きまくり。いつもながらのキレとスピードで<サムラのドラマー>ぶりをアピールしてくれました。更にはポチャの桑原重和(b)、SOLAの伏見蛍(g)、以前桑原氏とバンドをやっていたという、kbd奏者(名前聞きとれず。スイマセン…)が入って、"イコーリエン”ラジオ・エディット・ヴァージョンと「家庭のひび割れ」1曲目をカヴァー、例のカステラ一番イントロを聞くにつれサムラ&ラーシュの偉大さを確認しました。
とりは、ラーシュが日本の精鋭達と結成し、アルバム一枚を残したSOLA。向島ゆり子(vln.etc)、大熊ワタル(cl.etc)、清水一登(p.kbd)、坂本弘道(cello)、伏見蛍(g)、吉田達也(dr)に、ゲストでシカラムータや渋さ知らずにさんかしている、Gideon Juckes(b)が加わっての演奏となりました。ラーシュならではの、ノスタルジックな暖かさとユーモラスが共存したメロディー、変拍子なのに愛らしいリズミックなアレンジを、見事に再現してくれました。初めてbが加わったことで、以前シンセでbを代演していた清水氏がピアノ&kbdを広げられたのが功を奏していましたね。大熊氏&向島さんのフロントは大熊’Sアコーディオンや向島’Sピアニカを交え、ラーシュの分もバッチリとカヴァー。伏見氏のgも格段に存在感がアップしていましたし、明るくて、ちょっと切ない、追悼に相応しい快演だったとおもいます。メンバーの紹介の時に、何度も大熊さんが“ラーシュ・ホルメル!!”とコールするのを聞いて、私も私なりに、胸に迫るものがあったことを告白しておきます。この日の出演者、関係者の皆さんに、そして天国のラーシュに心から、有難うと言わせてください。湿っぽいのは似合わないぜ!と、けっこー酒飲んでしまいましたが(笑) ソレもありでしょ?